2021.09/10 高分子の熱膨張制御
一般の高分子材料の熱膨張率は、金属やセラミックスに比較して10倍以上である。しかし、昔から高分子材料成形体の寸法精度についてニーズは高く、低熱膨張材料の研究が行われてきた。
しかし、光学部品で高い寸法精度が要求されるようなところには、金属やセラミックス以外の材料では設計が難しかった。そこで、20世紀末から低熱膨張率高分子複合材料や液晶ポリマーが開発されてきた。また負の熱膨張率材料との複合化も検討されたりしている。
ところが、熱膨張率の制御で古くから研究されてきたガラスでは、10倍以上の低熱膨張率化技術に成功して割れにくくなったガラスや、高密度化したHDの円盤が金属からガラスに置き換えられたり、半導体分野にも用途が広がり20世紀末に実績が増加したが、高分子材料では今一つである。
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