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2021.11/14 第5波収束は神風

感染者が5千人規模となった時にシミュレートされた減少速度よりも早く、東京都の新規感染者数は50人以下となった。その原因解析が今行われているが、どれも確実な原因と言い難い状況である。


恐らく科学的証明も難しければ、現象を理解するための質の良い客観的データが少ないためだろう。ただ、新規感染者が5000人規模となった時の社会の受けた衝撃は、物差しなど無くても身の周りの現象からその大きさを理解できた。


連日サイレン音が連続的なドップラー効果となるぐらいに救急車が軽快に走り、明らかに道路の交通量が減少していただけでなく、コンビニはじめスーパーの入り口に置いてある消毒液の無くなり方が早かった。


すなわち、店内の客の人数が減っているのに消毒液が空に近い状態を幾度も発見した。そして客の一人が店員に消毒液の追加をせまる光景も見た。


ワクチン接種が日本は遅れていて、それを挽回するために接種率を急激に高めた効果、という説がある。これももっともらしいが、ブレークスルー感染が起きている諸外国の情報をTVで見ると寄与は低いかもしれない。


もし人々の行動変容という社会現象の寄与が最も大きかったとしたならば、その証明は難しい。今防犯カメラの映像から解析が進められ一部その結果が公開されてきたが、科学的とは言いにくい説明である。


おそらくこのような問題は科学的に正しいと言える解答を導き出すのは難しいのかもしれない。難しいにもかかわらず、科学的なようにデータを提示して説明されるので朝令暮改となるようなことが繰り返されているのだろう。


科学で未解明な領域が多い分野で専門家がいつも科学的に正しい解説を答えなければいけない、と思わない方が良い。分からないことは誠実にわかりません、と言っていただいた方が納得ができる。


今、重要なのは、どのようにしたら感染を押さえて通常の暮らしに戻せるのか、というアイデアである。科学的でなくても良い。ただし、そのようなアイデアを出せない専門家は不要である。

カテゴリー : 一般

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