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2014.03/24 STAP細胞騒動における非科学的視点の重要性

ネイチャーに投稿されたSTAP細胞の論文をハーバード大バカンティ教授は取り下げない、と言っている。彼はSTAP細胞を15年以上追いかけてきた、とも。彼の発言はSTAP細胞のアイデアは自分にある、と主張しているのだが、植物では存在する現象が動物では存在しない、というのが学説であった。

 

彼の主張が正しければ、小保方氏の果たした役割は大きい。すなわち、15年以上の研究において、関係した科学者および科学者の卵が彼女の手順と同様のことを行いながら、現象を見落としていたことになる。これは科学の発見が行われるときの条件を示していると思われる。

 

過去に白川先生がノーベル賞を受賞されたときに、ポリアセチレンは学生が触媒量を間違えた結果合成できた、と発言し、失敗学が注目された。しかし、この白川先生の発言は、「非科学的な手順で新しい発見が成された」と捉えるべきだろう。

 

かつてiPS細胞の生まれた背景についても非科学的プロセスの重要性をのべた。山中先生の場合には学生が行った非科学的で典型的なヒューマンプロセスである。それでは小保方さんの場合には何が非科学的か?

 

新聞や週刊誌情報で彼女の人柄や力量を伺われる情報が多数出てきた。さらに野依理事長は科学倫理の欠如と未熟な科学者の問題を指摘した。彼女は科学というものをよく理解しないまま、科学の作法を身につけないまま、先端科学の現象が起きる現場に居合わせたのだ。そしてSTAP細胞の発見を行った。

 

これは、裸の王様の物語と同じで、科学を知らないその純粋さで自然現象の真実の姿を捉えることができたのだ。もし彼女が科学に誠実で真摯な研究であったならば15年以上その研究に携わってきた研究者同様に見落としていたのかもしれない。STAP細胞の騒動で学ばなければいけないのは、いつも科学的な視点で自然現象を見ていると自然の真の姿を見落とす場合がある、ということだ。それではどうするか?(  www.miragiken.com )のサイトで一つの方法を示しています。

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