2022.07/12 0-82
第104回全国高校野球選手権千葉大会1回戦のスコアである。立派なのは、1回32点,2回33点をとられながらも5回コールド負けまで戦っている点である。
1回で没収試合とすることも可能であったにもかかわらず、最後まで戦った高校球児を称えたい。特に負けたチームは、絶対に挽回ができない点差であっても、最後まで守り、3回からは一桁得点に抑えたところがすごい。
人生では、途中で放棄したくなることは多い。当方もゴム会社で高純度SiCの事業を住友金属工業とのJVとして立ち上げたが、会議前になるとFDを壊されたりする嫌がらせの前に転職している。
ただし、当方が立ち上げた事業はその後2018年まで続き、愛知県にあるセラミックス企業にそのまま譲渡され、現在も続けられている。
転職後も半年以上技術を指導するためにゴム会社へ夕方通っていたが、技術の伝承を終えた頃、ゴム会社の当時の管理職から、もうゴム会社に来るな、という手紙を頂いている。
手紙の主から頼まれて無償に関わらず事業成功の一念で始めたのだが、また、アイデアを担当者からいつまでも求められたので親切心から通ったのだが、この手紙が来る前に技術指導を辞めるべきだったのか、当時悩んだ。
しかし、このコールド負けまで頑張った高校球児たちの気持ちを考えた時、手紙が来るまで指導し続けてよかったと思っている。
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