2022.08/08 情報化時代の技術開発(5)
インターネットが普及し、書店が激減した。今も書店の閉店に関する話題がTVで取り上げられたりしている。一方で新しいスタイルの書店が取り上げられるようになった。
CDを扱うレコード店は壊滅状態だが、書店はそこまで至らず新しい形態が話題になったりするのは、電子書籍だけでは満足できない「何か」を多くの人が認めているからだろう。
日本のレコードには、ライナーノーツが存在しCDに代わってもしばらく添付されたが、最近のCDには昔のような読み物としてのライナーノーツがついていない。
CDの売り上げが減ったのでCD(コストダウン)のために無くなったと思われるが、愛好者の立場としては残しておいてほしかった。
紙媒体の情報は減少傾向にあるのだが、それでも本などの読み物の紙媒体がすべてが無くなるとは思えない昨今の書店の動きがある。
技術開発において実験ノートは残すべき紙媒体ではないか。STAP細胞の研究者の研究ノートにはハートマークとか書かれていて実験記録が書かれていなかったという。
ノートコンピュータも1kg前後の製品が登場し、アナログな実験ノートなど不要に思われるかもしれない。しかし、アイデアを練るためには実験ノートが欠かせないはずである。
実験ノートの片隅に書かれていたメモにより、新しいアイデアをたくさん生みだした経験があると、若い人に実験ノートは必ずつけよ、とアドバイスしたい。単なる落書き帳でも良いのだ。しかし、どのような妄想からハートマークを記録したのか聞いてみたい。
カテゴリー : 一般
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