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2023.03/18 未来予測(1)

79年にゴム会社へ入社し、社会人としてスタートしている。その年の10月1日に研究所へ配属されたのだが、当時今のような時代を予測できた人は誰もいない。


年々未来予測は難しくなり、昨今ではあれだけEV車が未来の自動車の姿と騒がれたばかりなのに、少しブレーキがかかってきた。10年以上前、ドラッカーさえも未来予測が難しい時代になったことをネクストソサエティーという遺作の中で述べている。


8bitマイコンがPC8001あるいはMZ80Kとして登場したが、それが現在のような姿になる予測すらできていない。翌年研究所にOA委員会が設置されたときには、委員長はじめ全員が「どうしたらよいのかわからない」状態だった。


そもそもOA委員会が組織されたのは、「**のパソコン革命」という無責任な書籍が登場したためであるが、著者に面会して、時代が変化するときにはいい加減な書籍でもベストセラーになるということを学んだ。


だいたい、本当にいい話だったなら企業秘密にする。それを華々しく書いているのだから眉唾物であることをすぐに悟るべきだった。一緒に著者と面会した方と出張報告をどう書くかで悩み、喫茶店で1時間ほど相談していた記憶がある。


しかし、すぐに16ビットの時代となり、あっという間に32ビットパソコンが40万円ほどで手に入るようになった。ここまでハードウェアーの能力が上がると、表計算ソフトやワープロ、プレゼンテーションツールがMS-DOSでも実用的なソフトウェアーとして機能した。


ところが喫茶店で相談していた時には、このようなほんの数年後の予測さえできなかった。その結果当方は8ビットコンピューターのハードウェアーとソフトウェアーに車1台分のお金を投じることになる。


3年後の1983年にはPC9801FとLattice Cを購入している。独身貴族として車とパソコンにお金を吸い上げられていた状態だった。しかし、この時に自費を投じてマイコンを勉強した経験は現在に役立っている。


昨今のPythonのブームやデータサイエンスのブームは一過性のものではない。DXの進展の結果として若い人はとらえるべきである。ただし、当方のように車一台分の自己投資をする必要はなく、弊社のセミナーを受講すれば未来への対応が可能だ。安い!

カテゴリー : 一般

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