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2014.08/22 ペンタックスの一眼レフ

学生時代にアルバイト代を貯金してペンタックスME及びレンズを3本ほど購入した。人生初めての一眼レフカメラである。それまでオリンパス「PEN」を使用していた。父親はコニカの一眼レフを使用していた。

 

ペンタックスの良いところは小型軽量で操作がよく考えられているところである。当時カメラの自動化でシャッター速度優先か、絞り優先かという議論がなされていたが、ペンタックスは絞り優先の自動化を推進していた。キャノンはシャッター速度優先であった。

 

ポートレートを撮るときには絞り優先になる。スポーツ写真を撮るときにはシャッター速度優先になる。このような説明がカメラ雑誌にされていたが、絞り優先カメラでも、シャッター速度優先で使用することも可能であった。ファインダーを覗きながら、絞りリングを調整すれば良いのである。

 

初めての一眼レフで姪を撮影し、カメラ雑誌に投稿したところいきなり佳作に入選した。撮影技術など未熟であったが、カメラがすべて条件を設定してくれるので、構図だけを考えれば良かった。また絞りを開放気味にすればボケが良くなることは理科の知識があったので分かっていた。

 

うまく背景がボケて、構図も良く、モデルもよければ簡単に入選するのがフォトコンテストと誤解した。以後投稿するのをやめた。29の時にカメラ雑誌に投稿しなければいけない事態になった。初めて投稿して入選した自慢話をしたら、某女性からポートレート撮影で写真雑誌への投稿を頼まれたのだ。

 

犬吠埼で撮影し、人生二回目の雑誌のフォトコンテストに応募したが、これは三席に入選した。モデルが良かったのだ。こちらが依頼しなくても様々なポーズをとってくれた。写真技術というのは難しく奥が深い、と加納典明がパーソナリティーを務めるラジオの深夜放送で40年ほど前に語っていたが、自動化されたカメラを使用した場合には、その敷居はぐっと低くなる。

 

33歳で結婚するまでペンタックスMEを使い続けたが、新生活を始めるに当たり、ペンタックス初の自動焦点カメラに買い換えた。小型軽量のペンタックスの特徴はなく、また外装はプラスチックで安っぽかった。しかしストロボを初めてカメラに搭載したデザインを気にいっていた。

 

 

 

 

カテゴリー : 一般

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