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2015.03/26 突然チューナーが直った!

3ケ月前に、40年近く使用してきたFMステレオチューナーが、突然壊れた。土曜日の夕方、ラジオマンジャックを聞いていた時、音が突然聞こえなくなったのだ。古いチューナーなので寿命かと思い、買い替えることにした。しかし、今オーディオコンポ用のFMチューナーが電気店に無い。インターネットを調べたらY社から販売されていることが分かったが、秋葉原あたりに行かなければ買えないようだ。

 

さらに古いチューナーを修理して使うオーディオマニアが増えているとの情報がインターネットにあった。オークションを覗いてみると10年から20年前に販売されたチューナーに混じって40年近く前のチューナーも出品されていて高値がついている。

 

面白い時代である。しかし、10年以上前のチューナーに1万円以上出す気になれないので、安価なチューナーをオークションで落札しようと試みた。ところがこれが甘かった。当方が入札するチューナーすべてが1万円以上に値があがる。自動入札で10000円を入れていてもなかなか落札できない。

 

とうとう3ケ月すぎた。当方の壊れたチューナーでもオークションで売れるかもしれない、と思って捨てずに保管していたが、女房から今日は電気製品を廃棄できる日だから捨てるように急かされた。若い時にアルバイト代を貯めて買った、当時最高級のシンセサイザーチューナーで思い出の品でもあった。最後に電源を入れた時のLEDの変化でも見ようとコンセントにプラグをさしてみたところ、チューニングをしているサインが現れた。

 

もしかして、と思い、アンプとつないでみたら音が出たので驚いた。修理もしていないのに直ってしまったのだ。恐らくマイコンが搭載されているので、それが暴走していただけなのかもしれない。デジタル機器の場合に稀にあるそうだ。

 

すなわちデジタル機器では回路の制御をワンチップマイコンが受け持っている。何かの調子でこれが暴走すると機器が壊れたような症状になる。リセットスイッチがついておればそれを押せばよいが、通常ついていない。FMチューナーにもリセットスイッチなどついていなかった。しかしコンセントからプラグを抜き、3ケ月も放置していたので、自然にリセットされた可能性がある。

 

40年近く安定に動作していた機器が突然不安定になる。常識的には寿命と考える。アナログ機器では寿命かもしれないが、デジタル機器ではマイコンの暴走と言う症状もある、ということを教えてくれたROTELの社長に感謝している。

カテゴリー : 一般

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