2015.03/27 RAIDの問題
WINDOWS8を使用していて急に応答が遅くなった。バックグラウンドでRAIDの再構築を始めたためだ。10年ほど前からシステムディスクとデータディスクの両方をミラーリングで使用している。SSDも考えたが、スピードよりも安定性を選んだ。そのおかげで昨年末PCが破損した時には、データを失わずに済んだ。
ハードディスクの寿命は3年程度と言われている。しかし耐久寿命と言うのはばらつくものだ。ましてや自作マシンの場合、冷却システムを工夫してもうまく作動しているかどうかは不明である。実際に温度測定をしてみたら、ハードディスク用冷却ファンをつけていても40℃近くまで温度が上がる。プログラムを作っているときなどコンパイルの繰り返しを行うのでハードディスクはかなりの温度が上がる。
MS-DOSの時代はオンメモリーでコンパイルできたが、Windowsになってから中間コードまでハードディスク上におくのでハードディスクのアクセスは、作業中ひっきりなしだ。当然少しでもディスクにダメージを受けるとマシンの安定性が悪くなる。しかしミラーリングでシステムが組まれている場合には、完全にどちらかのハードディスクが壊れるまで安定だった。
ただしWindows7では、ミラーリングの片側がダウンするまでOSから何もシグナルが出なかった。しかし、Windows8では、どちらかのハードディスクに異常が起きるとメッセージが出る。ただメッセージが出ても対応の仕方が不明なので、意味が無い。そして、そのまま使っていたら、突然遅くなった。
グラフィックユーザーインターフェースは、何もなければ分かりやすいが、異常が起きた時にはマニュアルとの格闘になる。オンラインヘルプを読む作業は年寄りには苦痛な作業だ。これがMS-DOSであれば、破損したところの修復がマニュアルで可能だった。昔はハードディスクが高価だったのでRAIDなど贅沢なシステムを組めなかったので、ディスクイメージをCD-ROMに焼き付け、すぐに修復できる体制にしていた。
昨年末から今年にかけて、社長室だけ新しい事務所に引っ越した。その時、昔のCD-ROMを整理していたら、大半を読むことができ無くなっていたので、びっくりした。MS-DOS時代に焼いたCD-ROMは全滅だった。RAIDでは、自動でバックアップを取ってくれているので、システムのバックアップを作成する必要は無いが、時折マシンが遅くなるのには閉口する。Windows7よりも頻繁におきる。ワープロ程度では問題にならないがハードディスクのアクセスが必要なコンパイル作業では影響が大きい。
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