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2023.10/18 タグチメソッドの学び方

30年前に故田口先生が日本でタグチメソッド(TM)の普及を始められてすぐに写真会社はそれを導入した。当方は推進委員に選ばれ、半年間研修を受けたが、それからが大変だった。


3年間田口先生から当方のグループメンバーとともに設定されたテーマでご指導を受けたのだが、半年で1テーマをこなしながら勉強していた。30名ほどのメンバーが全員それぞれのテーマでご指導を1回終わるのに3年かかったのである。


このご指導を通じ、先生が定着させたかったのがTMだけでなく基本機能を中心にした研究開発であることを学んだ。これは当方がゴム会社でハラスメントを受けた原因の一つである。


当方はゴム会社で、機能中心の研究開発をデータ駆動で行うスタイルについて研究していた。これは第一次AIブームで推論が話題となり、その時発表されたコーリーのコンセプト「逆合成」に関する論文に衝撃を受けたからである。


製品品質の改良を行う場合に逆合成と同様のコンセプトを展開したならば、品質が問題となる機能が開発のターゲットとなり、その機能の品質のロバストを高める制御因子をどのように見出すのかが技術開発の手順となるからである。


そして、時折最適条件が外れる実験計画法について工夫し、外側に相関係数を配置し、内側にはそれを制御している因子を配置するTMもどきを発明している。


当方の発明したTMもどきは、実験計画法よりも最適条件がよく当たった、というよりも外れたことが無く、それでTMを学ぶまでよく用いていた。


今月31日に下記セミナーが予定されていますので、この続きにご興味のあるかたはご参加ください。


カテゴリー : 一般 学会講習会情報

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