2012.10/26 シェールオイル
アメリカでシェールオイルの生産が本格化するという。その結果世界のパワーバランスまで変化し、日本のエネルギー環境も大きく影響を受ける可能性がある。原発0を目指すにしても、安直に宣言していては足元を見られ石油の値段が高騰しそうな予感もします。
とにかくシェールオイルのニュースは衝撃的でした。日本のエネルギー戦略を早急に見直さなければなりませんが、「産油国日本」という可能性があります。日本で使用する2日分のシェールオイルが採掘できた話ではありません。バイオオイルの可能性です。
シェールオイルの話は、30年以上前から知られておりましたが、コストの問題が指摘されていました。それが解決されてこの騒ぎになっているのです。資源の量の問題、例えばクラーク数などは時代が変わっても大きく変化しませんが、コストは技術革新で変わる因子です。すなわちコストが高い原因が産出量にあるのでなければ、コストを下げる技術革新を行うと実用化できる、と考えるべきです。
バイオオイルについて産出量の問題はありません。人間が育てればよいだけです。油を取り出す技術にコストがかかっているわけですから、技術革新でコストが下がる、と予測できます。日本でもシェールオイルを探索するのか、バイオオイルを開発するのか、いずれにしても未来予測として「産油国日本」というシナリオを描けそうです。
カテゴリー : 一般
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