2023.12/21 仕事のやり方
ドラッカーは、「日々の仕事は、問題解決である」、と述べている。これを初めて聞くと、日々そんなにたくさん問題が発生しているのか、と驚く人と問題が発生しない仕事を担当出来て幸せ、と感じる人に分かれる。
その通りと、納得された人は、以下を読む必要はない。堺屋太一が「知価の時代」とか言い出す前に、またソリューションビジネスという言葉が流行するずっと前にそのような時代になったとドラッカーは50年以上昔から述べていたのだ。
ここで仕事とは知識労働者の仕事であり、産業革命以降すべての労働は知識労働となった、と述べている。すなわち、「知」が資本財の世の中になった、というのである。
産業革命以前に資本は、人、モノ、カネで語られたが、産業革命以降はこれに「知」が加わったのである。その結果、知識労働者は、日々「正しい問題」を見出せるように働かなければいけなくなった。
面白いのは、20世紀末から起きた、仕事の「見える化」である。すなわち、組織が複雑になり、仕事も複雑になり、問題が見えにくくなったので「見える化」しようというのである。
その結果、仕事のマニュアル化も進んだ。これはQMSの影響もあるだろう。ここで、新たな問題が発生している。それは何か。これにすぐ気がつかれた人は、知識労働者として優秀な人だ。
カテゴリー : 一般
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