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2015.09/22 問題解決のための知の獲得方法

何か問題に遭遇した時にそれを解決するためには知が必要である。かつてその知の確保は問題解決にあたる人がそれを集めていた。ここにきて、インターネットの時代になり、自分の問題をオープンにして知を公募する動きも現れた。後者では知のニーズの内容がいかに明確にされているのかが、解決に直接結びつく知を集めるために重要になるが、前者では調査対象をどこまで広げるのかという判断が重要になる。
 
自分の抱えている問題をオープンにしてソリューションを公募する方法はオープンイノベーションと呼ばれている。この方法では、ソリューションについて第三者に特許を取得されるリスクが存在するが、ソリューションが迅速に得られる利点があるので、これを仲介する業者も登場した。
 
オープンイノベーションは故ドラッカーが指摘した方法だが、昔から行われてきた問題解決にあたる人が知を集める方法においても昨今は便利になってきており、わざわざオープンイノベーションを行う必要などないように思っている。それどころか情報化時代の今日においては旧来の方法を改良するのに便利な環境となり、いくつか新しいアイデアが生まれている。
 
故ドラッカーは問題解決について著書の中で論じているが、実際の問題解決法あるいは問題解決のための知の具体的な獲得方法についてはオープンイノベーションが語られている程度で、旧来の方法については触れていない。技術の問題解決法に限れば彼の専門外のためかもしれないが、ほとんど触れられていない。
 
技術の問題解決において旧来の方法で取り組む時に、経験知や暗黙知にどのようにアクセスしたらよいかという問題がある。このあたりについて弊社ではその方法を提供している。ご興味のある方は問い合わせていただきたい。
 

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