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2016.11/02 マネジメントと問題解決法

マネジメントとは、組織の機関である、と故ドラッカーは述べている。彼によれば組織は知識労働者が成果を出すための道具なので、マネジメントとは人を成して成果を出させるという意味になる。これも彼の著書に書かれている。
 
成果を出すためには、日々様々な問題を解決していかなければいけない。毎日成果が出ているならば意識しなくても日々の仕事は問題解決になっている。しかし昨日書いたような都議連の抱えている問題は、一朝一夕に解決できない問題、と二階氏は言われた。このような問題では問題解決法が重要になってくる。
 
ドラッカーも問題解決について触れているが、それは問題という概念の定義までで、実際の解決法すなわちメソッドまで書いていない。彼によれば、問題解決の前に、「何が問題か」を明らかにすることこそ重要と言っている。そしてその問題の意味については、「あるべき姿」と「現実」との乖離と定義している。
 
彼が正しい問題に拘った理由は、間違った問題を正しく解いても正しい答えにならないからである。これは日常の問題に限らず、科学や技術の世界でも同じだ。日常正しくない問題を解いていることが如何に多いかともドラッカーは嘆いていた。そして、頭のいい人ほど成果を出せない(注)、という名言を述べている。
 
ドラッカーは具体的に問題解決はこのように行うと書いていないが、彼の著書を貫いている問題解決の精神は、あるべき姿にすることである。すなわち彼は「あるべき姿」を明確に描くことが重要と述べており、これは目標管理という日本では20年ほど前から流行しだしたマネジメント手法で具現化されている。
 
問題解決法としてみたときには、「あるべき姿」から考える、すなわちゴールや結論から考える方法が重要で、これをもとに研究開発必勝法という電子書籍やセミナーを五年ほど前事業として展開したが、電子出版を閉店してからしばらく辞めていた。
  
たまたまセミナー会社から依頼され、11月15日に問題解決のセミナー( https://www.rdsc.co.jp/seminar/161116 )を再開することにしたが、過去のセミナーを見直し、一般受けするように根本的に書き直した。弊社へお申し込み(Email:info@kensyu323.com)頂ければ割引価格で受講可能です。
 
 
(注)小池都知事が幹部の処分を発表されたが、元市場長で現副知事のコメントがあきれる。「あのときどうすれば良かったのか、何ができたのか、心に問い続けているが、答えが出てこない」という。マネジメント能力0の人が副知事まで昇進できる組織とは?
まず、今の状況を見れば、まともに職責を果たさなかったことは明らかであり、コメントを求められたなら都民に謝罪すべきところだが、それもできない情けない傲慢な人物、恐らく頭の良いことを自認する人物がリーダーになっているのが今の都庁である。バブル崩壊後日本はなかなか立ち直れず、最近ではオリンパスや東芝の不祥事など内部から昇進した経営者の情けない姿が続いている。三菱自動車までルノーの傘下になった。日本の社会の何が問題かは明確だが、それを解決できる、あるいは解決しなければいけない立場にまともな人が少ないというジレンマ、これは小池都知事が目立ってしまう原因でもある。小池劇場などと揶揄されたりしているが、今小池都知事はパフォーマンスで仕事をやっているのではなく、まともなリーダーならやらなければいけない仕事をしているだけである。だから都民のほとんどが支持をするし、その政治塾で学んでみたいという人が現れる。
弊社は少しでもこのような日本社会に貢献するために、この活動報告を通して、当方のサラリーマン時代の姿を発信している。当方は故ドラッカーの著書が高校時代からの愛読書である。若い人でサラリーマン道に迷った人がいれば、いつでも事務所へ尋ねてきていただきたい。ご指導致します。
    

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