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2017.03/11 65歳からの生き方

昨日高校同窓会主催の月例会で川村容子氏による表題の講演を拝聴した。当方含む川村氏の同級生が大半であるが60名近い聴講者で普段の月例会の2倍の人数だった。故郷名古屋から参加した同級生も多数いた。

 

あと一年たてば必ず誕生日の順番に皆65歳を過ぎるので関心が高かった。さすがエディターとして生きてこられた方の講演だと、表題からも感じた。そのキャリアが生かされ講演全体が大変わかりやすく聴衆に自然に浸透する内容だった。

 

1時間という講演時間を考えた表題の付け方や素材の選び方、そして説明の仕方などが勉強になった講演会でご興味のある方にはご紹介いたします。

 

さて、その内容は東大が考える100歳までの人生設計(川村氏は編集者の一人)がもとになっており、年をとっても如何に社会とのつながりを維持して健康に気をつけて生きるのか、というのがポイントだ。

 

早い話が死ぬまで働けば社会とのつながりを維持できるが、社会の最小単位である夫婦のあり方も重要である。講演で示されたグラフによると、男性は健康のままぽっくり死ねる人が1%程度いるが女性はそのような人はいなくて、徐々に老化し死んでゆくのか、どこかで急激に老化し、その状態で長らえ死んでゆくものらしい。

 

実際に母は亡くなる約15年ほど前に脳梗塞を患い、言語が不自由なまま当方が単身赴任中に葬儀をすることになったが、その4年後母の後を追うように父は100歳で入浴中に心不全でぽっくりと亡くなった(注)。

 

母が亡くなる前は、母を病院に連れて行くのが父の日課だったが、まさに川村氏が講演で紹介していたグラフを示すような1%の男性がリードした典型的な長寿夫婦の一生だった。そして亡父は高齢社会の超エリート男性だったのだろう。

 

2050年平均寿命は男性84歳、女性90歳になると言われているが、男性はもっと頑張ってヘルシーエイジングしないといけない。女性より先に死ぬような生き方では、健康のままぽっくりとあの世へ逝くことができないのである。1%を目指し夫婦生活は最後まで亭主関白でありたい、と頑張っている。

 

(注)2010年の年末の、亡くなる数日前出張で豊川へ出向いた帰りに名古屋へ立ち寄り、2011年3月11日に早期退職し起業することを伝えた。これが亡父との最後の会話となった。

カテゴリー : 一般

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