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2017.12/05 プログラミング(1)

老後の認知症予防にプログラミングの勉強を始めてはどうだろうか。小学校の学習指導要領にもプログラミングが加わるという。孫の勉強を見るために奮起してC#程度を操れるレベルを目標に努力するのは無駄ではない。

 

WINDOWS環境があれば、無料でC#のプログラミング環境を手に入れることが可能だ。もっともOSの概念を理解していないと環境構築も難しいが、ダウンロードしたソフトウェアーを実行すれば、すべて自動でその環境構築をしてくれる。このままの環境でC#の勉強はできる。

 

C#の使い方を目標に、少しプログラミングについて連載で高分子の難燃化同様に説明してみたい。市販のコンピューター関係の書籍は、現在の年齢になるまで文学書と同じくらいの量を読んできた。今となっては、紙くずにしかならない本も書棚にはある。

 

情報工学の進歩は、コンピューターの進歩であり、同時にプログラミング技術の進歩でもある。FORTRANのような言語仕様は、もう過去の遺物である。これを学ぶのは時間の無駄である。当時は科学計算を行う人は身に着けておくように、と授業で習ったが、その習った2年後にBASICのほうがFORTRANよりも学びやすく実用性のある言語と気がついた(数値の精度を問題視している先生も当時おられたが、すでにBASICで倍精度の数値をサポートしており、数値計算で困ることは無かった。)。

 

しかし、当時の情報工学の本には、プログラミング言語について、プログラマーになる人の視点でしか説明されておらず、BASICは、趣味で扱う低レベルの言語の位置づけだった。プログラミング言語に対する考え方が、使いやすさではなく、専門家向けの観点だった。

 

万人向けに考えたら、当時はBASICもマクロアセンブラーも同程度の敷居の高さの言語だ。そして誰もが入手できたコンピューター用の最適なプログラム言語は、BASICやMACROSだと思った。

 

ただ、出版されていた書籍にはそのような説明は無く、マクロアセンブラーMACROSは専門家向けの言語として位置づけられていた。しかし、動作するプログラムを作って遊ぶ観点では、MACROSはBASICと変わらない難しさだった。但しBASICよりもプログラミングの意味を学ぶには適していた。

 

このようにどのようなプログラミング言語を選択するのかについても、それすら異なる考え方が存在する世界である。それがプログラミングを難しくしている。

 

カテゴリー : 一般 連載

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