2019.11/28 CASEと材料
昨年末にKRI開催のクローズドセミナーで招待講演を受けた際に自動車用材料としてPPSが注目されている調査結果を報告している。
自動車関連メーカーのデバイス用材料として難燃性と低誘電率の観点で特許出願が増えており、また価格も下がってきた。
弊社ではPPSの用途拡大のためには流動性と靭性の改善が重要と予測し、PH01という新素材を開発しており、すでに実用化技術を完了した。
この実用化では、カオス混合で添加剤の性能が最大限発揮され、通常の二軸混練機だけでは単なる可塑剤としての機能しか出ないという面白い結果が出た。
可塑剤としての機能だけでも既存品と異なる特徴があり、それがカオス混合でさらに高機能となる結果は、この化合物の分子設計段階で期待していた。
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