活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2023.07/19 高分子と火災と評価技術(6)

規格の存在が実験を難しくする場合がある。LOIはその一例だが、その他の火災に関する評価技術にもそのような規格が存在する。


電気抵抗に関する規格では、高抵抗の絶縁材料で評価不能となる場合があるが、これは抵抗が高いためであり、高抵抗ゆえに測定不能と書けば間違いない。


しかし、LOIで測定不能とすると、燃えにくいためか燃えやすいためか不明なので間違いのもとになる。とっておきの面白い話があるが、本日のテーマから脱線するので後日紹介としたい。


少し面白い話として、アラパフォメーターの体験を紹介する。煙量を測定できる評価装置だが、煙の原因が煤であることに着眼した評価技術だ。濾紙に付着した煤の量で煙量を評価する。


ほとんどの試料でうまく評価できるのだが、ハロゲン化合物と三酸化アンチモンで難燃化した試料では煤が多すぎて、測定不能となることがある。


一方ホスファゼンで難燃化したした試料でも煤がほとんど出ないので測定不能となることがある。その結果、LOI同様に測定不能とするとその結果が良いのか悪いのか不明となる。


この話のどこが面白いか説明しないので想像してほしい。少しニヤリと笑えた人は、それなりに火災と評価技術の問題を理解できた人である。トランスサイエンスを理解できると大笑いできるかもしれない。

カテゴリー : 一般

pagetop