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2026.04/13 技術者の責任

故田口玄一先生は、タグチメソッドをご指導されるにあたり、基本機能の選択とシステム設計は技術者の責任である、と常に申されていた。


システム設計はタグチメソッドで行うので、基本機能の選択は100%技術者の責任となる。田口先生には3年間直接ご指導いただき、当方が高純度SiCの技術開発で用いていた倉地メソッドの方法についてもご意見を頂いた。


このタグチメソッドもどきの倉地メソッドは、田口先生がアメリカでご活躍されているときに当方が独自に発明した方法である。


倉地メソッドは、実験計画法において外側に相関係数を配置して実験を行う方法であるが、これを発明した背景には、ゴム会社の研究所が統計手法をバカにしていた風土の影響がある。


実験計画法は、直交表を用いて行う実験手法だが、外側には直接実験データを割り付ける。田口先生はこの方法の抱える問題から、外側に誤差と信号因子を割り付ける実験法にされたのだが、当方の実験方法も同様の理由である。


田口先生は、常々タグチメソッドは実験計画法ではない、実験計画法という呼び名は統計手法の教科書に書かれている実験方法が唯一である、とも申されていた。


残念ながら実験計画法も倉地メソッドも基本機能という概念を想定していなかった。田口先生は、基本機能の研究が一番大事であり、それが技術者の本来の仕事と言われていた。

カテゴリー : 一般

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