2024.12/15 Pythonの重要性
マイクロソフトの表計算ソフト「エクセル」にもPythonが搭載されたと8月に発表された。エクセルには、ビジュアルBASIC(VB)が搭載されているにも関わらずPythonコンパイラーの機能までついたのです。
この事実から、マイクロソフトがどのようにPythonを捉えているのかが理解できます。VBは、単なるBASICではなくオブジェクト指向を実装するところまで拡張され、Python並みに使いやすい言語です。
しかし、無料で先端のAIライブラリーを使用可能なPythonの便利さと比較しますと見劣りします。未だにCやC++の利用者がVBよりも多いという実態からみてもライブラリーの豊富さというメリットはプログラミング言語として重視される点です。
Pythonの利用者は急激に増えており、今やプログラミング言語としてユーザー数はトップとなっています。新規Pythonユーザーにはこれまでプログラミングをした経験の無い人も多いと言われています。
これは、マイコンが登場した1970年代の状況と似ております。16ビット機が登場しW95が普及するまでの15年間、マイコンを何に使えるかが話題になっていました。
そして、技術者や学生の一部はそれにより自己の能力が拡張されることに気づき、MS-DOS時代にはマイコンを使いこなす人とそうでない人の間にITリテラシーの格差が生まれました。
今同じことがPythonで起きている、と言えばご理解いただけるのではないでしょうか。例えば、小生はPythonプログラムシートをそのまま実験ノートの代わりにしています。
タグチメソッドを行う時にはTM解析用のPythonのプログラムコードを吐き出してくれるエキスパートシステムをPythonで開発し、それでプログラムコードとデータを一発で得られるようにしています。
TMにつきましては、データとその解析プログラムを一緒にしておくと便利です。TM解析プログラムは生成系AIの利用ができません。詳細お問い合わせください。
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