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2025.01/28 組織風土の重要性

昨日フジTVの記者会見があり、週刊誌報道と一部異なるところが明確になった。10時間以上に及ぶ会見を聞く限り、女子アナと問題を起こした中居氏を1年半起用し続けた問題以外が第三者委員会の調査でどのように解明されるのかが今後の焦点のように思われる。


ただ、会社は関与していないと述べているが、何故女子アナは一人で中居氏の自宅へ行ったのか、そして高額の慰謝料を支払う示談をしなければいけない事件が起き、その報告を受けた上司は何故判断を誤ったのか、という疑問が残った。


昨日の会見では、このあたりの疑問の解決ができなかった。会見を開いた経営陣に女子アナパーティーの経験を聞くようなくだらない質問も飛び出している。


この件で空しいのは、もし、示談で解決された二人の事件について職場で人権も守られ正しく対応されたのなら今回のような多大な損害を生み出す事案とはならなかったはずである。中居氏も休養程度で済んだのかもしれない。


12年勤務したゴム会社の研究所もフジTV同様に問題のある風土だった。現場現物主義で成果を生み出す風土のタイヤ部門とは全く異なり、成果よりも科学が異常に尊重され、テーマを他グループに奪われないように各研究グループのコミュニケーションが悪い秘密主義でグループ内も研究者の尊厳を認めない風土だった。


それゆえ事件が起きても解決も対応もできず、当方含め3年以内の同じ時期にその職場から転職している。当方は80万円のパソコンのローンを命じられるような不可解な仕事をはじめ今の時代からすれば問題となる多数のハラスメントに耐え12年間務めたのだが、同僚2人が転職するような事件を容認する風土の職場で当方も転職している。


一カ月半開発実習でお世話になったゴム会社のタイヤ部門は創業者の崇高な理念が伺われるような企業だったので、12年間我慢して勤務したのだが、パソコンの不備でFDに傷がついたり脂がついたりしたのだろう、と上司にごまかされ事件として扱われなかった研究所の風土は悔やまれる。


まるごと他人のデータを上書きされたFDの発生した問題報告を会議の場で行っても、誰も謝罪せず、その他多数の問題が起きてもその解決に当たらない職場風土を経験していたので、今回のフジTVの事案で女子アナから最初の相談があった時に上司が判断を誤るような風土とはどういうものか想像できる。


職場風土の問題について、とりわけ研究所のあるべき職場風土についてお問い合わせください。豊富な問題経験を基に風土改革のツボをご指導いたします。リーダーごとに異なる多数の職場風土が混在した写真会社に勤務し風土とは時代に合わせ変えることができると確信しました。

カテゴリー : 一般

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