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2025.07/29 問題(2)

ドラッカーは問題を定義し、正しい問題を見つけることが大切だ、と指摘している。そして、正しい問題を見つけるだけで、目の前のトラブルは80%解決したようなものだと語っていた。


但し、彼は、問題の解決法まで示していない。あくまでも正しい問題を見つける方法について書籍で展開していた。それは、社会という抽象的なオブジェクトを具体化するためのものの見方である。


彼の書籍の普遍さはこの点にあり、資本主義社会が終焉し知識が経済に、そして社会にどのような影響を与えるのかを語っていた。ゆえに、彼の書は、問題解決法の書として読むことが可能で、そのような読み方をしたときにかなり厳しい言葉が引っかかるようになる。


例えば、「優秀な人がしばしば成果を出せないのは、正しい問題を解いていないからだ。」とか、「間違った問題の正しい答えとはどのような意味があるのか」など、心に刺さる言葉である。


さらに、「時々、優秀な人たちにより導き出された、間違った問題の正しい答えで社会に混乱を創り出している」と軽快である。

カテゴリー : 一般

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