2025.08/23 混練技術の難しさ
高分子の混練技術の難しさは、公開されている技術書の形式知が、実用的でない点である。少なくとも当方は5冊ほど10万円前後の書籍を読んでみてそのように感じた。
材料開発の体系の中で位置づけるときに間違っている、とぐらいに言いたいが、大半の教科書の内容が同じ体系を用いているので、逆に当方の知識が疑われることになりかねない。
実際に、20年前、某有名な高分子材料の会社部長から、素人は黙っとれ、と言われたので、発言については、セミナーの中だけで当方の考え方を述べている。
少なくと知とは、それを活用すると何か生きてゆくときによいことを生み出すものでなければならない。分散混合と分配混合の考え方では現象を見誤る可能性がある。
また、この考え方から強練りとか弱練りとかいう経験知を語る人もいる。高分子材料の混練では、分散だけでなく材料の変性まで起きているので、レオロジーを中心とした知が重要になってくる。
9月上旬に複数の講師による伸長流動のセミナーが技術情報協会主催で開催されます。詳細情報ご希望の方はお問い合わせください。
カテゴリー : 一般
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