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2026.04/26 研究開発プロセス(8)

1990年ごろからStage-Gate法が研究開発プロセスに採用され始めた。これがどの程度普及し、現在どのような運用がなされているか知らない。

しかし、写真会社に転職し、高分子同友会メンバーになってからしばらくして開発部会世話人に就任し、高分子同友会メンバー企業に研究開発実施態様なるアンケートを実施したときに、この手法の運用について尋ねている。その時には3割程度が導入していただけだった。

研究開発について、企画の検討や成果の評価について、悩んでいる企業は多かった。どのような研究開発プロセスを行おうとも、企画から始まり、量産試作まで研究開発部隊が関わる企業が大半だった。

中には、研究開発した部隊が、そのまま量産部隊に加わる体制をとっている企業も存在した。量産試作や量産は、日本企業の場合にQC手法今ならばQMSを導入しているので、決まった定型プロセスで行われるが、企画やその後の研究開発における実験には定まった方法が無い。

ゴム会社では、タイヤ開発部隊と研究所とでは異なる研究開発プロセスが行われていた。コーポレートの研究所は大学の研究室よりも自由で、リーダーである研究開発本部長が業務中に休日のゴルフに備え、ゴルフクラブを振り回して蛍光灯を壊すような珍事まで起きていた。

当方は、このようなだらけた環境が肌に合わなかった。大学でも4年から修士課程卒業までに6報論文を書くぐらい、気合をいれて研究を行っていた。これは、4年生の時に助手の方から躾けられた研究スタイルだった。

研究とは何か新しいことを見出すために実験を行う。実験は、その新しいことを見出すための体系の中で位置づけられる。その仮説に基づく体系に独自性があれば、研究の成果が出る、と教えられた。

しかし、ゴム会社で12年間勤務し、3人の本部長の元で指導を受けたが、2番目の本部長以外の方からここまで明確な実験の意味を指導してくださった方はいなかった。

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