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2026.06/19 燃焼時のドリップ防止技術(4)

残念ながらLOIに関するJISが存在していてもそこにはドリップが多い試料について測定するノウハウが書かれていない。属人的なテクニックを使ってでも測定する意味があるのか、と疑問を持たれるかもしれない。

JISには書かれていない測定法で測定された値に意味があるのか、と問われれば、LOIの考案された歴史を考慮すれば充分に意味がある、と答えたい。

LOIは本来科学的に扱いにくい火災という現象について、「燃焼」の科学的意味から考案された評価技術である。

ゆえに、この値をばらつきが小さくなるように測定するテクニックは、科学的にも重要である。むしろ偏差を一定になるように測定するテクニックこそ重要であると言える。

これは、電気抵抗を直流で測定する技術を考えていただければわかる。JISでは、一定電圧を一定時間印加してから測定する方法が書かれている。しかし、材料の中には緩和時間が長い特性を示す場合もあり、この時JIS法では材料の正確な抵抗を知ることができない。

あまりこのあたりを書くと、当方のコンサルティングにおける他社との差別化ナレッジを公開することになるのでここまでにするが、JISなどの規格は産業において品質管理するための便宜を考慮して制定されていることをご存知ない方が多い。

すなわち、品質管理を科学的に円滑に行うために各種規格が制定されており、科学の形式知を100%満たすようには制定されていない。換言すれば、形式知が存在しなくても工業規格が存在している事例が存在する。

カテゴリー : 一般

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