活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2026.07/12 データサイエンス時代の技術の伝承

技術の伝承は難しい。このことを経営者はどこまで理解しているだろうか。以前特公昭35-6616という小西六工業の特許について書いたが、このとき伝承どころか否定証明の報告書がコニカにあったことを書いている。

温故知新戦略で昔の技術をよみがえらせて、化学工業協会から技術特別賞を頂いている。当方が7歳の時の技術を38歳になってよみがえらせたのである。

もし、この技術がうまく伝承されていたならば、ライバル会社に技術で差をつけられることは無かった。何故うまく伝承されなかったのかは不明だった。

しかし、経営の問題であることに気がついたが、残念ながら当方はその役目を頂くことなく、早期退職している。提案しても無駄だった。それどころか、当方の技術さえ消えてゆくのを見ていて残念だった。

ファイルサーバーに蓄積されたデータが何者かによって消去されていたのだ。恐らく誤操作で消してしまったのだろうが、退職前に昔のデータを見ようとして愕然とした。

ただ、FDを壊された体験が生きて、生データのハードコピーを大切に保管してきたので昔のデータを退職前に整理することができた。大量のデータを整理してみて思うのは、人間ならば記憶を頼りにメタデータの不足部分を補うことができるがAIには無理だろうという懸念である。

実験データをただ保存するだけでは、何年か過ぎてから誰も正しい意味が分からなくなる。たとえAIでも専用に開発されたデータベースでない限りコンテキストを読み取ることはできない。弊社出願中の特許は当方の体験から生まれている。

カテゴリー : 一般

pagetop