2019.11/04 宇野昌磨
昨日フィギュアスケートGPフランス杯が終了し、宇野昌磨はシニア転向後最低となる8位だった。得点も215.84であり、女子の最高得点よりも低い。
原因はトリプルアクセルや4回転ジャンプでの度重なるミスが原因だが、この10月に参加したフィンランディル杯の時から今年の宇野昌磨選手は、調子が今一つである。
フィンランディル杯では優勝をしているのだが、得点は233点であり、かろうじての優勝である。この時もジャンプのミスがあった。
問題は今回キスアンドクライで流した涙である。本人は観客の声援がうれしかった、と応えているが、公開された映像からはそのように見えない。明らかに悔し涙である。
すでに報じられたが、今年度は日本スケート連盟のミスなども重なり、新しいコーチとの連絡がうまくできてなくて、コーチ不在のままたった一人でシーズンを戦っている。
この原因について詳しく報じられていないが、日本スケート連盟は、スター選手の管理をどのように考えているのか。昨年までの宇野選手の実績を考えれば、明らかに羽生選手に次ぐスター選手である。
コーチの選任は選手の自己責任、とかたずけてしまえば連盟の責任ではなくなる、と勘違いしていないか。少なくとも日本選手権で高い入場料を取る限りにおいて、スター選手の管理責任は日本スケート連盟に残る。
織田元関西大学監督の離任では、有名女性コーチのパワハラが週刊誌で報じられた。宇野選手の問題とは異質の問題だが、日本スケート連盟には過去にもいろいろと事件があり、金銭問題で2006年に逮捕者が出ている。
東京オリンピックを前に、ボクシングやテコンドーでスポーツ連盟のあり方が問われ理事長の進退問題が起きているが、日本スケート連盟も第三者委員会を設けて監査すべきではないか。素人が外野から見ていても組織としてかなりおかしい。
カテゴリー : 一般
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