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2019.11/21 年配技術者の扱い(1)

各企業により人事制度が異なるが、日本では、40歳前後までに中間管理職となり、その中から将来の経営陣が選ばれるシステムを採用している会社が多い。

 

ゴム会社では、早い人で37歳になると基幹職と呼ばれるようになり、40代で役員に抜擢される人もいた。ちなみに基幹職の定年は55歳であり、55歳を過ぎると一般職になる。また給与も下がる。

 

最近はフェロー制度とかできたそうだが、それでも55歳を過ぎると給与は下がる。写真会社では、60歳まで給与は下がらない(下がる場合もある)人が多いのでゴム会社は厳しいシステムと言える。

 

当方が勤務した写真会社にせよゴム会社にせよ年配技術者の処遇が上手なようには見えない。ゴム会社では、55歳で役職定年後配属された上司の人格により幸不幸が変わるようだ。

 

写真会社は、会社にぶら下がりながら65歳まで必死に生きてゆく状態となる。これが幸福かどうかはそれぞれの価値観によるが、65歳になれば退職しなければいけないので必死でそこで生きる価値があるのかどうか知らない。

 

当方は50歳を過ぎたときに当方が作り上げた組織を外され、部下の主幹研究員が後を継ぎ、当方はそれまで倉庫に使っていた部屋を割り当てられ、机を窓際に置かれて、明日からここで仕事をしてくださいとなった。

 

ぶら下がる、というよりも止まり木で休んでいてください、という温かい思いやりを感じても、これでは元気が出ない。

 

カテゴリー : 一般

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