2018.06/11 セミナーのご案内
今週15日金曜日にゴム・樹脂の混練に関するセミナーがゴムタイムズ社主催で開催されますのでご興味のある方はご参加ください。
カテゴリー : 一般
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pagetop情報と知識は異なる。知識には必ず体験なり思想など人に関わる暗黙知が少なからず結びついている。だから教科書は単なる情報をまとめただけの内容よりも著者の思想で彼の知識が情報として展開された教科書が、教科書に書かれた情報を読んだときに多くの知識に変換できるという意味で優れた教科書と思っている。
昔読んだ物理化学の教科書ではバーロー博士とムーア博士という二大巨頭の著書が有名だった。どちらにも物理化学という学問について著者の思想がそこに展開されていた。
そして読み比べてみるとバーロー博士の著書のほうが分子論の思想を前面に出しており、おもしろかった。ムーア博士の教科書は、物理化学の体系を重視した教科書で物理化学全体を知識として整理する上でわかりやすかった。
教養部の授業で講師がこの二大巨頭の著書を紹介された後、自分の著書を生協で買うように言われたので7冊(バーローの物理化学上下巻、ムーアの物理化学上下巻、そしてそれぞれに付属していた問題の解き方、講師の教科書一冊、当時家庭教師の一か月分の手当てが無くなった)を購入した。
講師による著書にはあっさりと重要事項がまとめられており、ポイントがわかりやすい教科書ではあったが、残念ながら読み物としての面白みがないだけでなく、知識として身に着けておればよい情報のまとめになっており、体系として物理化学を学ぶためには情報が不足していた。
そもそも本の厚みが二大巨頭のそれの半分で文字が大きく物理化学として知識を整理するためには情報不足だった。すなわち物理化学の体系を研究者の知識として頭に詰め込み身に着けるためには、バーローやムーアを改めて読む必要があった。
ただ、熱力学や速度論、量子力学、電気化学、溶液論などそれぞれの分野で必要とされる知識が情報として簡単に整理されており、受験参考書的に使用できた点で便利な教科書と言える。しかし、授業が終了したある日バスの中に忘れた。試験が終了して、新学期が始まったときにそれを思い出しても困らない教科書だった。
ただし知識を受験勉強のように手っ取り早く情報として身に着けるという考え方に立てば、このような著書も価値がある。ただ読み手にそれを知識に変える意識が無ければ、このような本はつまらない本となってしまう。だから手元から無くなっても不便に思われない雑誌のような本だった。
ちなみにこのような本で知識を広げるためには、もう一冊専門書を傍らに置き読み解く作業が必要になる。物理化学の教科書を3種類揃えて読んでみて、形式知が情報として展開された書物の情報量とその展開の違いから情報が知識としてどのように形成されるのか見えてきた。
知識と情報の違いを経験知を例にもう少しわかりやすく説明する。名古屋大学の裏手の東山動物園には池があり、その池で恋人とボートに乗ると必ず失恋する、という都市伝説がある。
この都市伝説が正しい情報かどうかは定かではないが、そのままならばこれは知識ではないだろう。しかし、天気の良い日に東山動物園でデートをして、成り行きでボートに乗ってしまったとする。
池の中央あたりまで来て、「あなたは私と別れたいのでしょう」と突然言われた時にほとんどの名古屋人はこの都市伝説を情報として思い出し、「それは都市伝説からの誤解だ」とまじめに答えてしまう(池の真ん中で、両腕に力を入れて今にもボートを揺り動かしそうな態度で言われたときの回答は一つしかない)。
その後この男性が失恋した場合には、おそらくこの時のことを思い出し、新しいパートナーを見つけ東山動物園でデートをしてもボートに乗らないだろう。この段階で、都市伝説は単なる情報ではなく、経験知になっている。
あるいは、この都市伝説を聞いた時から情報として記憶していたのではなく知識として身についていたならば、ボートの上でもう少し粋な答えをしていたかもしれない。
情報を情報として記憶するのか情報を知識として身に着けておくのかは知恵の働きである。知恵は、経験知とそれに付随する暗黙知の蓄積とともに働きが良くなってゆくように思う。
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pagetopもし実験や実習が苦手だ、という理系の学生は進路を変えたほうが良い。特に今後AIが普及してゆくだろうから、そのような学生の将来は無い、と断言できる。
経験知や暗黙知を獲得するために、実験や実習を自ら進んでできないならば、それらを増やすことができないからだ。
経験知や暗黙知が増えてゆかない技術者は、職人である。また、経験知や暗黙知を形式知と関係づけられるようなスキルが無い技術者も職人である。
AIの普及で技術者はますます現場で仕事をすることが求められるようになる。形式知はAIに頼ればよいので多少学力が低くても実験が好きであれば技術者が務まるようになる。
形式知と経験知、暗黙知の整理がキーボードで整理できる世の中が来るかもしれない。
当方は、必ず現場に出るようにしていたので周囲の管理職に評判が悪かったようだが、おかげで今この年齢でもアジアの企業を指導できる。
経験知や暗黙知は自分で手足を動かさない限り身につかないのだ。形式知は寝転んでいても身に着くが、これからは寝転んでいるときには暗黙知を経験知と結び付ける作業が重要になってくる。
形式知はAIの普及で誰でも利用できる環境が整うと思われるからだ。これは、インターネットで情報を容易に入手できるようになって街の本屋がその役目を終えたように、受験勉強の様な形式知を無理に頭に放り込まなければいけない作業が不要になる。
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pagetop来週15日金曜日にゴム・樹脂の混練に関するセミナーがゴムタイムズ社主催で開催されますのでご興味のある方はご参加ください。
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pagetop「大手鉄鋼メーカー 神戸製鋼所が製品の検査データの改ざんを繰り返していた問題で、東京地検特捜部と警視庁は、不正競争防止法違反の疑いで神戸製鋼の東京の本社などを捜索し、強制捜査に乗り出しました。
会社側の調査で改ざんされた製品の出荷先は600社以上に上っていて、特捜部と警視庁は組織的に不正が繰り返されていたと見て実態の解明を進めることにしています。」
昨日のTVニュースでもこのWEBニュースの記事を報じていた。東レ、日産、三菱自動車、スバル、三菱マテリアルとデータ改竄はじめ品質管理に関する不正があいついだ。
スバルでは最初に発覚してから半年以上が経過しても不正が見つかったのでCEOが辞任する事態に至っている。最初に不正問題が報じられたときに、この欄では科学の問題(形式知の問題)を指摘している。
すなわち、科学的に考えて品質規格からこれだけ外れても大丈夫、という判断で不正が行われている、と推定したが、案の定神戸製鋼所では代々の不正データの蓄積が受け継がれていた。
恐らくこれは技術継承のつもりでなされた可能性がある。川下企業とすり合わせて設定した品質規格に対して、川上企業で自分たちの品質規格を作り上げようとしていたのだ。
なぜ川上企業でこのような行動をとるのかは、コストダウンが目的であるが、それ以外の事情もある。これについては後日触れるが、この行動が形式知と経験知を混同していることは明確である。
形式知と経験知は区別して技術開発に適用されなければいけないが、最近はこのあたりが日本でうまく伝承されていない。
両者を混同して運用していった結果、法に触れるような事態に至った、というのが昨今の品質データ改ざんの実態と捉えている。
すなわちこれはSTAP細胞の騒動と問題が似ている。STAP細胞の騒動では未熟な科学者が問題となったが、品質データの不正では未熟な技術者集団により問題が起きている。
これは技術の伝承や技術者育成がバブル崩壊後軽視されてきたからではないかと推測している。また、団塊の世代の大量退職とも関係している可能性を否定できない。
当方はこのような現状を憂い弊社を起業しているが、なかなか事業が立ち上がらず苦戦しており、最近は外部のセミナー会社のお世話になっている。
今月は15日に混練技術に関するセミナーを都内で予定しているが、品質問題の対策として10月にはゴム・樹脂の信頼性についてのセミナーを企画している。
また、上海では今月末に材料をデザインに生かす講演会が企画された。台湾ではシリコーンポリマーに関するセミナーが行われるがご興味のある方はお問い合わせください。
pagetop知識の整理は大切である。特に科学者は、何が形式知で何が経験知なのか正しく整理できていなければ、業務遂行が難しい。
5月30日に行われた伸長流動のセミナーで千葉大名誉教授大坪先生は、そこのところをきちっと説明されていたので、当方の知識の整理に大変役立った。
ところが学者の中にはこれがきちっとできていない先生もおられるから大変だ。昔非晶質酸化スズゾルのご相談を某先生にしたところ、とんでもない話が飛び出した。
およそ形式知から外れた話で、おそらく勘違いしておられたのだろうが、このような先生から指導を受けている学生を一瞬心配した。具体的に書くと某先生の権威にも関わるのでここでは公開しない。
実は技術者も形式知と経験知を整理しておくことは大切で、それらが整理できていると暗黙知なるものを自己の中に具体化でき、新たな経験知を獲得した時に二倍にも三倍にもそれを増やすことが可能となる。
俗に一を聞いて十を知るとはこのことではないかとも思っているが、当方は転職し専門外だった高分子を生業とするようになってから、サラリーマン人生をあきらめ、このあたりをごみ拾いをするように丁寧に経験知を拾い上げ整理するようになった。
そこでタイミングよく宇宙人のような人に会って、暗黙知なるものを活かす術を得た。知識とは単なる情報とは異なり、必ず人間と結びついている。
情報が、情報として独立し、それを得た人により異なる知識が生まれるのは、まさに知識が人に結びついていることを示している。
「ボーと生きてんじゃない」とはNHK番組の五歳の女の子の決め台詞だが、同一情報に接触してアウトプットを出す人と出さない人がいるのは、ボーっと生きているのではなく、知識がある人とない人の差である。
知識は努めてそれを求め整理してゆかないと身につかないものである。情報を単に記憶し雑学博士となっても技術開発ができない理由はこれで、形式知をただひたすら求める学者も技術開発が不得意になる。
技術開発にはどうしても豊富な経験知と暗黙知が要求される。形式知は本を見れば書いてあるが、経験知や暗黙知は自ら技術開発を行わなければ身につかない。老体に鞭打ち、今年からまた中国で実験を始めた。
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pagetop形式知については小学校から学んでおり、また受験勉強を行った経験のある人ならば、どのようなものかすぐに理解できるだろう。
新たな形式知は科学論文から吸収することが可能だが、人工知能(AI)の普及によりこの形式知を頭に放り込む作業が無駄になる可能性がある。
経験知もAIに奪われるかもしれないが、暗黙知についてさすがにAIに搭載は無理だろうと思っている。もしそれが実現したら、本当に人間と同じ思考ができるロボットが登場する可能性がある。
しかし、AIに搭載が難しいということは、この伝承も難しいことを意味している。最近AIが騒がれたのでふと思うことがあった。年寄りが真剣に取り組む必要があるのは、長い人生で暗黙知をどのように具体化し生かしてきたのか思い出してみることである。
写真会社に転職して面白い人物にあった。当方よりも年配の方であるが、宇宙人ともうわさされていた技術者だ。その方と話していると話があらぬ方向へよく飛ぶ。話がワープするから宇宙人と呼ばれたらしい。
しかし、真剣に話してみると、決して話はワープしていないのである。ワープしたと思われる軌跡には暗黙知の論理的つながりを垣間見ることができる。
その技術者と話していて、その軌跡に気がついた時にワープの途中で方向転換できる話題を出したところ、話がもとに戻ってきた。宇宙人と呼ばれていた技術者は決して精神分裂気味に話が飛んでいたわけではない。
このようにして当方は初めて自分の暗黙知の存在を意識したのだが、この方と話すまで、暗黙知なるものを意識的に経験知へ昇華する術を知らなかった。
多くの方もそう思っているかもしれないが、第六感というものを自由にひらめかせることができたなら、どれだけ便利だろうと長い間考えてきた。それがこの技術者と話していてできるようになったのだ。
おそらくこれが第六感を制御できる唯一の方法ではないと思っている。第六感がどのようにひらめいたのか、それを具体化できれば暗黙知なるものの伝承方法が見つかるはずだ。当方のセミナーではこの暗黙知のいくつかを経験知としてまとめて解説している。
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pagetopいつかはニコンに、はトヨタ自動車クラウンのCMコピーで「いつかはクラウンに」が流行したときにカメラボーイの間ではやった言葉である。いわゆるオタク言葉なので知らない方もおられるかもしれないが、ニコンカメラはカメオタにとって憧れのカメラだった。
しかし、値段が高かった。昔ペンタックスが一眼レフカメラ分野でトップになったのは、「望遠だよ望遠だよ、ワイドだよ」というCMで人気を博しただけでなく、性能が良くても安かったからである。
例えば、50年近く前に望遠と標準、広角レンズの3本とカメラ本体を揃えるとニコンのシステムと2倍程度の価格差になったと亡父が言っていた。亡父は警察官だったので一眼レフはペンタックスよりも安くて性能それなりのコニカフレックスを使っていた。その前はパールカメラである。コニカカメラとサクラフィルムは官公庁ご用達のブランドだった。
いずれも小西六工業の製品で、当時写真業界では、小西六工業はフィルムからカメラまで製造する世界的な写真総合メーカーだった。
今はコニカミノルタと社名を変えて、BtoBを事業形態としているメーカーになったが、鳴り物入りで建設した有機EL工場まで他社に売却して、いつまで事業継続が可能かはらはらしながらその経営を眺めている。
ゴム会社は、入社した時に世界6位のメーカーだったが12年で世界1位の会社になった。成長する企業というものをインサイドで実感したが、写真会社はこのゴム会社と全く異なる企業風土である。企業風土は経営に大きく影響する。
二つの写真業界のメーカーが統合するときにカメラ事業をソニーに売却したのは経営判断として正しかったかもしれない。現在のコニカミノルタではおそらくソニーの様な事業展開をできなかった可能性が高い。
この統合前にもソニーは画像センサーからカメラまで製造していた。しかし、ニコンは残念ながら画像センサーを他社から調達する立場である。これがデジカメにおいて画像センサーまで製造するキャノンの後塵を拝する原因になったと思っている。
ニコンの隠れた強みは硝材からレンズを製造できる点だ。ところが旧ミノルタも硝材からレンズを作っていたので、それを引き継いだソニーもニコンと同様の立場になった。
ただしカメラにおいてソニーのブランドはニコンほど強くない。だからソニーはブランド力をカールツアイスで補い、カールツアイスレンズも揃えていたのだが、ミノルタのブランドαを引き継いでニコンの足元に近づいた。
いつかはニコンカメラを、は昔の銀塩フィルム時代の言葉だが、ニコンカメラの高い信頼性は今でも健在である(ただこれには少し心配なところがあるのでニコンの技術者が読まれていたらご相談ください。)。
NASAご用達カメラは、今でもニコンである。くっきりとコントラストの高い写りは科学写真に最も適しており、これはレンズ設計に影響を受ける。しかし、そのニコンもソニーに抜かれる日が来たのかもしれない。
ところで安くて品質の良いペンタックスは、新製品を出した時に旧製品について新製品並みの性能にできるサービスを開始した。日進月歩のデジカメでこのサービスは素晴らしいが、すでに勝負がついた市場ポジションでは訴求力が無い。
決して悪いカメラではないが、ペンタックスがここまでシェアーを落とすとは想像できなかった。いっそのこと、メーカー保証のレンズマウント交換可能なミラーレスを販売したら面白いと思う。ニコン、キャノン、ソニー、そしてペンタックスまですべてのレンズを使うことのできる最も安いミラーレス、としたらヒットするかもしれない。
ペンタックスのデジタル画像は、こってり系であり、ソニーのあっさり系と異なる。また、ペンタックス純正のレンズは昔ツアイスレンズのOEMをやっていただけあって、その設計がツアイスレンズに似ており、ボケも美しい。ツアイスに負けないレンズがそろっているので本当はもっと売れてもよいリコーカメラなのだが。
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pagetopソニーの一眼カメラα7シリーズが評判になっており、キャノンもミラーレス一眼の新製品を市場に投入してきた。一気にミラーレス一眼の時代になると言われ始め、ニコンも新製品のアナウンスを非公式にしている。
ミラーレス一眼とは、一眼レフカメラのファインダー像を得るためのミラーを省略し、画像センサーの像をファインダーで見えるようにした一眼カメラだ。一眼レフデジカメのミラーを外しただけのペンタックスの意欲作はじめ10年以上前から商品として出ていたが昨年暮れにソニーが発売したα9で一気にブームになった。
なぜこのα7シリーズがここにきて爆発的な人気になったのか調べてみたところ、以前キャノンやニコンを使用していたプロカメラマンまでα7シリーズを使用していることが分かってきた。α7シリーズは、例えば純正マクロレンズが無いなど純正のレンズ資産が貧弱であり、買い控えてきたが、他社のレンズを取り付けるマウントアダプターが揃っているのだ。
ミラーレスのα7シリーズにはミラーが無いので、画像センサーとレンズとの距離が短い。ゆえに一般の一眼レフカメラ用のレンズマウントを焦点距離補正用レンズ不要で設計できる。その結果、各社のレンズをこのα7シリーズに使用可能だ。
さらに現在のソニー製一眼レフカメラはミラー固定タイプであり、α7シリーズをこのソニー製一眼レフと同等にできるマウントも販売され、実は現在のデジタル一眼カメラの中で最もレンズ資産の多いカメラとなっている。
しかし、大人の事情があるのかもしれないが、なぜかこのあたりをカメラ雑誌が大々的に特集を組んでいない。例えばα7シリーズにキャノン製レンズをつけたときとかニコン製レンズを付けたときの写真特集を企画したなら、ニコンやキャノンから広告をとれなくなるのかもしれない。
弊社は特にキャノンやニコンからお金を頂いていないのではっきり書くが、絞り優先で焦点調制が手動になるが、この前提でα7シリーズが現在最もレンズ資産の多いデジカメで、キャノンやニコン、ペンタックスのレンズマウントを介して各社のレンズを使用できる「可能性がある」。
最後の「可能性がある」としたのは、万が一不具合が生じたときに弊社では責任を負えないからである。もちろんソニーもそのような視点で、「国内販売の一眼レフカメラのレンズをすべて装着可能です」なんてPRをしていない。
しかし自己責任を前提にこれは事実であり、これこそ「αショック」である。昔「βショック」というのがあった。これは、ビデオテープでVHS方式とβ方式で市場シェアの競争をしていた時である。ソニーは「βは無くなるの?」というフレーズの一面広告を新聞に出して、一気に勝負に出たところ、一気にVHSへ市場は動いた。
「α以外一眼カメラはいらない、すべての一眼用レンズをαで使えます」と広告したら、おそらく「αショック」が起きて、一気に一眼デジカメはソニーになるのかもしれない。
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pagetop「面接で聞かれますね。『もし上司から法律に違反するようなことを命令されたら、あなたはどうしますか』と質問されたりすることはよくあります」面接の場でこのような質問を受けることに関しては、「率直にショックですね」と語った。
これは昨日WEBで見つけた記事の引用であるが、日大の来年卒業を控えた学生へアメフト問題が影響していることをその記事は述べている。日大幹部の不祥事だが、それが学生にこのような形で現れたことに同情しているが、日大学生諸君はこれを機会にショックと考えずドラッカーを読んでいただきたい。
ドラッカーを読めば、今起きている本当の問題を正しく理解でき、面接の場の出来事はショックにならないはずだ。むしろ面接の場では今回の事件が君たちに有利に働く。
国会を見ていてわかるように、社会のリーダーに相当する人たちが、皆誠実で真摯とは限らない。不倫しても当選すればそれを禊と言って大きな顔をしている女性議員もいるのだ。有権者の多数が不誠実だとこのようなことが起きる。
日大の問題は不誠実な人たちがリーダーになっているとどのような問題が起きるのかそれを社会に示した事件である。文科省を昨日訪問した学長は、「どうしてここまで否定されるのかわからない」と発言されたそうだが、このような人は社内ベンチャーとして他社と協業に成功し新規事業を苦労して一人で立ち上げ、これからというときにデータFDを続けて壊され、被害者でありながら潔く退職の道を選んだサラリーマンの決断など理解できないだろう。
本来組織はこのようなことが起きないように運営されなければならないが、どのように優れた組織であっても、腐ったリーダーを生み出してしまうのは、組織を運営しているのが人間だからである。
ゆえにドラッカーは、リーダーの最も大切な仕事は誠実真摯な人を後継者として選ぶことだと言っている。さらに誠実と真摯さとは生まれながらの資質だとも言っている。すなわち不誠実な行いをする人物を見極めるのがリーダーの役目だが、残念ながら日大ではそれが機能しなかった。
教職員が、日大トップの辞任を要求するのは当然であり、トップの辞任が行われなければ日大は生まれ変わることができない。当方はFD事件で被害者でありながら転職することになったが、組織と価値感が合わないならばその組織から出てゆくことをドラッカーは勧めている。
すなわち、冒頭の面接における質問もそれを目的としていると思われるが、不誠実なリーダーのもとで働くことは、それこそ組織に対して、さらには社会に対して不誠実な活動になるからだ。冒頭の記事では、不幸にも不誠実なリーダーと組織で出会ったときに君がどのような行動をとるのか、面接で尋ねているのだ。このような質問を今の時期に日大生にあえてする会社には他の問題があるがーーー。
もし日大から教職員や学生の誠実で真摯な人物が大量に逃げ出し始めたらどうなるか?日大は早急に体制を変革しなければさらに大きな問題を引き起こすことになる。6月はそのヤマバになるのかもしれないが、学長は今回起きた本当の問題を正しく理解していないようだ。
これは先日指摘したように舛添氏も同じであり、少しでも誠実さが認められるような社会を目指していこうと考えている大多数の人の価値観と彼らの価値観は異なる。
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