アジャイル開発とは情報工学分野で発展してきた開発技法で、単純化した説明では、とりあえず製品に近いものをマーケットに投入し、マーケットの中で完成品に仕上げる手法である。
これは、ソフトウェアーの進歩が速いので、マーケットニーズを組み上げ、仕様を決定し、開発を始めていては、市場変化に遅れるからである。
この技法は、あらゆる分野の製品開発に応用可能で、比較的その導入が困難に思われるのは材料分野である。その理由は、材料分野ではできるかどうかわからない場合があるからである。
しかし、それゆえにアジャイル開発を行うべき、と小生は考えた。
今の時代、あらゆる材料の製造方法はほぼ揃っている。しかし、設計したようにできるかどうかが保証されていない。
金属やセラミックス材料は科学的な研究テーマがほぼ出尽くしたと言われているが、品質を安定化して生産できるかどうかは、技術開発に依存している。
すなわちロバストの確保がどこまでできるかは、技術力による。科学的にある合金ができることが分かっていてもそれを安定に生産できるかどうかは、技術の問題で、科学の問題ではない。
これを科学技術として味噌くそ一緒にした考え方になると捏造という、昨年度問題になった事件が起きる。昨年度の事件は、仕様から外れた測定値が品質管理で得られても、科学的に大丈夫と判断した結果なので、いずれの事件でもお客様の段階で問題が起きていない。
この問題はアジャイル開発から少し外れるが、問題が起きていないから問題が無いかというと、問題なので社長が頭を下げるような事態になったのだ。(続く)
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この3ケ月間に下記講演会が予定されております。弊社主催ではございませんが、割引価格でご提供できますのでお問い合わせください。
「ゴム・プラスチックの劣化・破壊メカニズムと寿命予測および不具合対策」につきましては、弊社へ参加申し込みをしていただければ、すぐに請求書を発行させていただき、振込確認後参加証を送付させていただきます。
記
1.ゴム・プラスチックの劣化・破壊メカニズムと寿命予測および不具合対策
(1)日時:2018年04月17日(火)10:30~16:30
(2)場所:江東区産業会館 第1会議室
(3)主催:R&D支援センター
(4)参加費:弊社へお申し込みの場合には45,000円
2.高分子材料の難燃化技術と配合設計・プロセシング
(1) 日時:2018年5月18日(金)10:30~16:30
(開催場所、料金等後日掲載)
3.伸張流動に関する講演会
(1)日時:2018年5月30日(水)10:00-17:00
(2)場所:<東京・五反田>技術情報協会セミナー
(3)主催:技術情報協会
(4)参加費:弊社へお申し込みの場合には56,000円
(5)4人の講師による講演会です。当方はカオス混合について講演いたします。
4.ゴム樹脂の混練技術に関する講演会
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この3ケ月間に下記講演会が予定されております。弊社主催ではございませんが、割引価格でご提供できますのでお問い合わせください。
「ゴム・プラスチックの劣化・破壊メカニズムと寿命予測および不具合対策」につきましては、弊社へ参加申し込みをしていただければ、すぐに請求書を発行させていただき、振込確認後参加証を送付させていただきます。
記
1.ゴム・プラスチックの劣化・破壊メカニズムと寿命予測および不具合対策
(1)日時:2018年04月17日(火)10:30~16:30
(2)場所:江東区産業会館 第1会議室
(3)主催:R&D支援センター
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(1) 日時:2018年5月18日(金)10:30~16:30
(開催場所、料金等後日掲載)
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(1)日時:2018年5月30日(水)10:00-17:00
(2)場所:<東京・五反田>技術情報協会セミナー
(3)主催:技術情報協会
(4)参加費:弊社へお申し込みの場合には56,000円
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4.ゴム樹脂の混練技術に関する講演会
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日本レスリング協会のパワハラ問題は先週終結したが、本件の内情は栄氏のやりたい放題だったようだ。
問題はあるが成果を出していたので容認していたところ、被害にあった人物から告発された、というのが事件の流れである。
協会内のガバナンスはじめ様々な問題が指摘されているが、栄氏が再婚したときにしかるべき人物が栄氏にアドバイスすべきだった。
栄氏が少し変わった人物であることは、TVに映し出されるその風貌から多くの人は感じているだろう。しかし、少なくとも女子レスリング界では成果を出してきた逸材である。アドバイスが通じない人でもあるまい。
どんな人でも老いるまで何か大なり小なり過ちを犯す。その時アドバイスをしてくれる人がいる、というのは人生において大切なことで、辛口な友人は大切にしなければいけない。
誰でも辛辣なことを言われるのはつらいものである。しかし、そのような人物が身近にいるかどうかで、人生の成否は変わる。
残念ながら栄氏の周辺には上司も含めその行動にアドバイスをする人物がいなかったようだ。二人目の配偶者も一人目と同じレスリングの教え子であり、個人的問題であっても常識としてアドバイスすべき状況と思う。
恐妻家は哲学者になれる、とは名前を忘れたが高名な哲学者の言葉であるが、配偶者は最も身近なアドバイザーである。
カテゴリー : 一般
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この3ケ月間に下記講演会が予定されております。弊社主催ではございませんが、割引価格でご提供できますのでお問い合わせください。
「ゴム・プラスチックの劣化・破壊メカニズムと寿命予測および不具合対策」につきましては、弊社へ参加申し込みをしていただければ、すぐに請求書を発行させていただき、振込確認後参加証を送付させていただきます。
記
1.ゴム・プラスチックの劣化・破壊メカニズムと寿命予測および不具合対策
(1)日時:2018年04月17日(火)10:30~16:30
(2)場所:江東区産業会館 第1会議室
(3)主催:R&D支援センター
(4)参加費:弊社へお申し込みの場合には45,000円
2.高分子材料の難燃化技術と配合設計・プロセシング
(1) 日時:2018年5月18日(金)10:30~16:30
(開催場所、料金等後日掲載)
3.伸張流動に関する講演会
(1)日時:2018年5月30日(水)10:00-17:00
(2)場所:<東京・五反田>技術情報協会セミナー
(3)主催:技術情報協会
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4.ゴム樹脂の混練技術に関する講演会
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[関係者は「有働アナは来年3月に50歳になる。退局を決断したのは、このままNHKにいると役職が上がり、徐々に取材現場から離れていく懸念があったからだろう。ここが自分の夢を追う最後の機会と考えたのではないか」と語る。]
これはWEBで見つけた有働アナの退職理由である。そもそも1991年にNHKに入局した理由は、記者になりたかったかららしい。同年の湾岸戦争の中継を見て「人が行かないところに行って実情を伝えたい」という思いを強くしたようだ。
また、NHKの関係者は「有働アナの退局の理由は明確。“ジャーナリストになる”という学生時代からの夢を実現すること」と話す、という記事も見つけた。
本人の3日に同局を通じて発表したコメントでは、「以前から抱いていた海外での現場取材や興味ある分野の勉強を自分のペースで時間をかけてしたい」「今後、ジャーナリストとしてNHKの番組に参加できるよう精進してまいります」と述べている。
どうやら有働アナは、NHKにおける出世よりも現場で仕事ができる道を選んだようだ。日本の会社組織では、いくら現場を希望したとしても、出世すると現場から遠ざかる位置に置かれる。
当方がびっくりしたのは、転職した写真会社で実験をしていて上司に叱られたことだ。すなわち、実験をしている暇があればマネジメントをせよ、というのである。マネジメントがそれほど忙しいのかと思い、管理職の業務時間の内容をアンケートで調査し解析した。
驚くべきことに、管理職の業務時間の80%前後が何らかの会議時間であり、それら会議の中には、係長一人参加しておれば済む会議もあった。当方は、開催案内の来た会議を判断し、時間を生み出して実験をしていたのだが、遊んでいたように見られたらしい。
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今週のデジタルニュースには、元NHK有働由美子氏の退職の話題が多かった。NHKから公開された彼女の退職理由には、彼女の知識労働者としての自己実現欲求が組織で満たされなくなり、組織を離れるに至った気持ちと組織に育てられた感謝の気持ちが述べられていた。
恐らく彼女の実力であれば、NHKに残り貢献し続けることが可能であったに違いないが、それでは働くもう一つの意味の自己実現ができないので退職するに至った、という典型的な知識労働者の在り方である。
この彼女の事例から、NHKのような組織でも、知識労働者の働く意味を満たせないことを意味している。今働き方改革が議論されているが、賃金とか労働時間の問題に関心が向いており、本来の働く意味からの取り組みがなされていない。
故ドラッカーは、経営者のみならず労働組合までも社会の組織として、産業社会に働く者を社会の市民として組み入れる努力をしなければいけない、と述べている。
すなわち、労働組合は賃金闘争がその目的ではなく、社会の組織として、労働者の働く意味を実現できるように取り組まなければいけない、と言っているのだ。
団塊の世代の大量退職では、そのスキルの伝承が問題となったが、その問題にどのように取り組まれ解決されたのか、あまり聞かない。昨年企業の製品品質に関わる不祥事が相次いだが、これはスキルの伝承がうまくいかなかった表れではないか。
当方も窓際の経験があるが、どうも日本企業の多くの経営者は高齢者の処遇がうまくない。おそらく窓際になることを考えていない方たちばかりが出世しているからかもしれない。
当方はゴム会社で窓際の悲哀を多く見てきて来たので、窓際を楽しくできてこそ優秀な経営者、という考え方を持っていたが、その実践ができないままサラリーマンを終えた。
50を過ぎて昨日まで組織に十分貢献してきた労働者を突然ラインから外し、方針管理上の何の業務目標も与えないで特命業務とするのは、退職せよと言っているのと同じで、スキルを持った高齢者の扱いについて下手なマネジメントである。
早期退職を決意し単身赴任して取り組んだ業務では、30年近く前ゴム会社で指導社員からナゾ掛けのように教えられたカオス混合を実現できた。窓際を経由せずこの業務を担当していたならもう少し仕事のやり方も変わっていた。
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この3ケ月間に下記講演会が予定されております。弊社主催ではございませんが、割引価格でご提供できますのでお問い合わせください。
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1.ゴム・プラスチックの劣化・破壊メカニズムと寿命予測および不具合対策
(1)日時:2018年04月17日(火)10:30~16:30
(2)場所:江東区産業会館 第1会議室
(3)主催:R&D支援センター
(4)参加費:弊社へお申し込みの場合には45,000円
2.高分子材料の難燃化技術と配合設計・プロセシング
(1) 日時:2018年5月18日(金)10:30~16:30
(開催場所、料金等後日掲載)
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(1)日時:2018年5月30日(水)10:00-17:00
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「平成30年3月31日付でNHKを退職させていただきました。
27年間勤めさせていただいたNHKにはたいへん愛着があり、
定年までしっかり働き続けようと思っておりましたが、以前から抱
いていた、海外での現場取材や興味ある分野の勉強を自分のペース
で時間をかけてしたいという思いが捨てきれず、組織を離れる決断
をいたしました。
27年前、何も知らない出来ない人間だった私を、ここまで育て
上げてくださり、活躍の場を与えてくださったNHKに心から感謝
すると同時に、今この気持ちを応援してくださるという懐の深さに
改めて感謝しています。」
以上は、スポニチデジタル版に掲載されていた、3月までNHK総合「あさイチ」の司会を務めた有働由美
子アナウンサー(49)が3月31日付で同局を退局し、NHKを通じ、マスコミ各社へファクスで伝えら
れた内容の一部である。
65歳定年の前に早期退職したのだが、彼女の様な大物のNHK退局はもう少し事前に騒がれても不思議ではない。しかし、この4月になるまでほとんどどこにも漏れていなかったようだ。
NHKとしては人材流出で痛手だが、円満退社となっている。もっとも知識労働者が組織を離れるときにごたごたが起きるのは、その組織に残る人物の都合を優先させるためだ。
当方は、ゴム会社を退職後、しばらく無料奉仕で半年ほど写真会社に勤めながらゴム会社の業務を手伝ったが、それに対し「もう結構」という非情な手紙一枚だった。今でもそれを証拠として保管しているが、メールのなかった時代にはこのような証拠が残されることになる。
この手紙と長年読み続けたドラッカーの言葉から、組織と知識労働者の関係を身に染みて学んだが、有働アナの感謝の手紙には、個人の組織への感謝が述べられている。
当方も高純度SiCの事業化という大きなテーマをたった一人になっても事業が立ち上がるまで担当させてくれた組織には感謝している。その事業は30年以上も続いており、感無量である。
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日本相撲協会の日馬富士問題で貴乃花が月給が半分になるなど一気に最下位へ降格になった話を書いていたら、坂本龍馬をなぜか思い出した。
坂本龍馬は明治維新プロジェクトの中で用済みになり、消された人物だが、それが高校歴史の教科書から消えるとかいうニュースが今年初めにあった。それを突然思い出した。
従軍慰安婦は載せるが坂本龍馬は教科書から削除するという歴史認識の人物は、おそらく日本人ではないだろう。歴史的にその業績があいまいだから削除するという理由になっている。
もし彼が歴史に何も影響していない、取るに足らない人物だったなら、暗殺された史実も伝承されていなかったろう。龍馬暗殺後の妻についても記録が残っているのに、明治維新で何も業績が無かった、と決めつけるのは歴史の記録がどういうものか知らない人物と思われる。
歴史はいつの時代でも勝者により、適当に書き換えられてきた。高純度SiCの開発の歴史すら最初の学会賞審査の資料では、当方が転職してから開発が始まった、とその開発の歴史が歪められ書かれていた。(一年後再提出され受賞した資料ではそれが修正され、受賞者に無機材質研究所主任研究員の名前が正しく載っていたが。)
このように歴史とは悪意のある人物により適当に書き換えられやすい側面がある。坂本龍馬の業績には、明確なものが無い、というのが学説だそうだ。これは、彼の身分を考慮すれば当然だろう。
明治維新への流れの中で、明確な史実は無いそうだが要所要所に彼の名前は出てくる。これをどのように評価し歴史を読み解くのか。
非業の死とともに彼が明治維新の流れの中で必死にそれを推し進めていた名もなき一人であったことを否定する人はいないと思う。それだけで教科書に残す十分な理由になる。
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