高分子のプロセシング技術の中で難解な混練技術に焦点を当て、半導体無端ベルト開発で展開した公知の形式知とゴム会社で新入社員時代に取得した経験知、当方が学会発表した内容を中心にした3時間セミナー。
カオス混合プロセスの立ち上げから押出成形まで立ち上げた経験知は、コンパウンド製造から成形体製造までの一連の技術では科学で未解明の現象を包含しております。
実務で混練技術を担当している技術者だけでなく、組立メーカーでコンパウンドメーカーの解説に四苦八苦されている技術者など高分子材料を実務で扱っている担当者に役立つ内容である。
難燃化技術セミナー同様に2日間コースや1日コースなど準備可能で、企業への出前セミナーも可能です。受講者の希望に応じ内容を構成することもできます。ご相談ください。
本セミナーでは、混練技術を単に分散技術としてとらえた分散混合と分配混合の視点ではなく、二軸混練機による高分子変性技術としてとらえた内容で構成しております。
ゆえに市販の教科書で学べない情報も解説しております。また、本セミナーの受講者にはご希望に応じ本セミナーに関係した当方の著書を送料税込み4000円で提供可能です。
受講希望の方は、弊社へお問い合わせください。3時間コースであれば一人でも開講いたします。また、企業の研修でご利用される場合には、別途お見積りをいたします。
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ゴム会社の合成技術研究室最後のテーマである。当方の3年間に開発した世界初のホスファゼン変性ポリウレタン発泡体や燃焼時の熱でガラスを生成する難燃化技術、高純度SiCの前駆体合成につながったフェノール樹脂発泡体製造技術の体験をもとに「科学」をベースとした「技術」を中心にまとめている。
この一部は、高純度SiCの生成機構を扱った学位論文に掲載されている。また、当時の建築研究所との共同研究で公開された内容もセミナーに含まれている。高分子の難燃化研究が盛んだった1980年前後の研究を中心に構成しているが、最近の研究成果も含んでいる。
タグチメソッドによる難燃化技術開発事例は3時間コースで含まれていないので、一日コースあるいは2日間コースを問い合わせていただきたい。個人指導コースのご希望にもお答えします。また、企業へセミナーの出前も可能です。
高分子の難燃化技術について、溶融型と炭化型の2種の手法について3時間で解説する。難燃化技術の背景、特許動向等省略するが、技術の勘所について把握できるようにまとめている。
また、これまで学会等から依頼された総説をサービスとして1部電子データとして添付するので難燃化技術を手っ取り早く学びたい人には最適である。
ただし最初に書きましたようにタグチメソッド等の開発の実務で有用な考え方を一部含まないので、実務で難燃材料技術開発を担当されている方は、別途ご相談ください。1日あるいは2日間コースのご提案をさせていただきます。
2日間コースでは、質問時間を長時間とることも、あるいはプライベートなセミナーとすることも可能です。1日コースでは、特別オプションとしてサービスいたします。
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新しい試みとして、3時間WEBセミナーを6月と7月受講者の希望日に希望内容で開催いたします。これまで弊社が外部セミナー企業の依頼で講演してきました内容を下記にまとめましたので、ご希望の受講日を3候補及びセミナー内容希望をご連絡ください。受講料は1名3時間1万円を基準としますが、企業等で多数受講される場合にはご相談ください。別途お見積りをさせていただきます。また、WEBセミナー以外に対面セミナーも可能ですが、別途出張に伴う交通費が必要です。
1.実務全般
(1)ドラッカーベースの問題解決法
ヒューリスティックな解決、アイデア創出法なども含まれます。希望内容に合わせ講演内容を構成可能です。
(2)コーチングによる問題解決
(3)統計手法、重回帰分析、主成分分析
(4)環境問題の動向
2.技術開発
(1)データサイエンス
タグチメソッドから多変量解析、データ駆動の実験法まで、事例による手法の紹介。
タグチメソッドに関しては、習得を目標とした複数回の講義や実例をベースにしたご指導も可能です。
(2)高分子の難燃化技術
(3)高分子のプロセシング技術
混練技術を中心に講義内容を構成します。
(4)高分子材料の耐久性、劣化寿命予測等
(5)信頼性工学
(6)界面活性剤の科学
(7)セラミックスのプロセシング技術
(8)高分子からセラミックスまで熱膨張
(9)高分子からセラミックスまで熱伝導率
(10)高分子からセラミックスまで熱重量分析
(11)高分子材料のブリードアウト現象
(12)シリコーンの科学と技術シリコーンゴムの入門から応用まで
(13)フィラーの表面処理
(14)パーコレーションの科学
(15)高分子材料の帯電防止技術
(16)フィルム成膜技術とその表面処理技術
以上
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アカデミアからAIを活用しデータマイニングを行うマテリアルインフォマティクスが提案されて20年近く経過した。しかし、日々の業務であれば40年以上前から行われている多変量解析を行うだけでも十分である。
多変量解析が心理学などに導入され始めたのは50年以上前だが、当時は大型コンピューターの時代でその使用料も高価だった。
当方は1979年にゴム会社に入社したが、新入社員グループ研修テーマの解決手法として新入社員Mが提案した多変量解析を用いている。
このとき初めて多変量解析に接した。まず困ったのは教科書が少なかった点である。高価な専門書しかなかった。次にデータ処理方法だがIBM3033のマニュアルは英文だった。
新入社員の研修テーマだったのでコンピューター部門の丁寧な指導など無く、分厚い英文のマニュアルを読めと渡されただけである。そしてデータをパンチカードに打てば明朝までに出力結果を渡すというそっけないものだった。
それでも重回帰分析と主成分分析を使いこなし、成果を出している。成果発表会ではCTOから「大馬鹿もの」と叱られた記憶が今でも残っている。
パワハラが問題視される昨今とは異なり、各種ハラスメントが社会に溢れていた時代だ。コロナ禍でマスクが日常の習慣となったが、パワハラも常態化すればマスクと同じである。
データサイエンスを業務に導入してみて一番ためになったのは、パワハラ耐性を持たなければ社会を乗り切ることができないという教訓と技術とは何かというCTOの説教だった。
今ならばこのような空しい結果にはならないだろう。コンピュータ資源は社会に溢れている。また重回帰分析と主成分分析は弊社のサイトに無料公開されている。
当方は多変量解析の導入で転職を決断しなければいけない状況になったりと、よい思い出は無いが、それでもデータを数量的にうまく捉えることができる有益な方法であると若い人に伝えたい。
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弊社のサイトで多変量解析のソフトウェアーを無料で公開している。当方はゴム会社に入社以来、40年以上アイデアを練る時に多変量解析を利用してきた。
また、多変量解析結果が科学的思考では思いつけないアイデアを提案してくれたおかげでFDを壊され転職した話もこの欄で紹介しているが、実務で大変役立つ強力な手法である。
ただし、生兵法はケガのもととも言える手法でもあり、その有効性よりも使ってみてがっかりした、という人もいる。当方は必要なときに使用しているのでそのような経験は少ないが、それでも期待通りの結果が出なかったこともある。しかし成功体験が多いので、タグチメソッド同様に手放せない手法である。
さて、先日某セミナー会社でデータサイエンスについて講演しているが、6月中に弊社のプログラムの使い方と事例、上手に使うコツに絞ってセミナーを開催しようと準備中です。
もし、開催希望日があれば今週中にご連絡ください。参加費は一名1万円程度を予定していますが、企業でクローズドセミナーを希望された場合には、割引価格を設定させていただきます。また内容も企業の実情にあうように工夫させていただきます。
なお今回の企画は6月だけの予定でおります。また、個人で受講希望される人のために土曜あるいは日曜の午後1時30分から4時30分のコースも準備したいと考えています。
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2022年5月19日(木)にゴムタイムズ社主催でWEBセミナーが開催されます。
【WEBセミナー】事例から学ぶプラスチック/ゴムの劣化・破壊メカニズム (gomutimes.co.jp)
このセミナーでは、金属やセラミックスとは異なり、未だ学術において明確な結論の出ていない高分子の破壊について、技術の視点から問題解決する方法を解説します。
高分子材料の耐久性あるいは寿命予測は難しいノウハウが存在し、各社それぞれの技術を開発していると思われます。また、アカデミアの指導を受けた場合には、アーレニウスプロットによる寿命予測法を指導されるかと思います。
アーレニウスプロットよりもラーソン・ミラー型の予測式の方が好ましい、といった議論などが聞かれますが、高分子材料が使用された製品について信頼性工学からの考察は実務を経験していないとその理解が難しい。
高純度SiC技術の開発とその事業立ち上げや電気粘性流体の劣化問題の解決など高分子材料だけでなくセラミックスまで幅広く材料の実務を経験してきたノウハウをこのセミナーでご説明します。
ご興味のあるかたは、直接ゴムタイムズ社へお申し込み頂くか弊社へお問い合わせください。
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下記セミナーをCMCリサーチ主催により今週金曜日に開催されます。弊社へお問い合わせください。
科学の研究を進めるときに実験は重要である。この実験で得られたデータは仮説の真偽を検討するために使用される。これまで企業の研究開発で行う実験もこのような科学の研究に準じて行われてきた。
しかし、2012年にiPS細胞の発明でノーベル賞を受賞された山中伸弥博士がインタビューで語られていた非科学的手法に世間は驚かされた。また、材料科学の分野ではマテリアルインフォマティクスと呼ばれる研究が注目されている。
さらに、21世紀になりデータサイエンス学部を設置する大学が増加しており、「データ」という情報をもとに現象を考察する技法がアカデミアの潮流となりつつある。
情報科学が進歩し、多量のデータを容易に処理できる時代に、これを活用して効率を上げるだけでなく、そこから思いもよらぬアイデアが浮かぶかもしれないという期待が高まってきた。
すなわち、現象を表現しているデータ群を利用し AIを用いたデータマイニングで新しい「知」を取り出そうと人類が活動を始めたのである。
ところで、科学誕生前の技術開発では現象から機能を取り出すような実験が行われていたことがあまり知られていない。そこでは、機能が動作して出力される結果(データ)が人類に役立つことが重要で、これをデータ駆動による技術開発手法と見なすことができる。
すなわち、データ駆動の実験手法は、人類が新しい機能を手に入れるために科学誕生以前に自発的に行われてきたが、科学の誕生後、それが仮説に基づく実験にデザインされ、データ収集は仮説の真偽を判断する目的として行われるようになっただけである。しかし、トランスサイエンスが注目される現代において、科学で解けない問題を解く手法として科学誕生以前の手法を見直しても良いのではないか。
本セミナーでは、過去の技術開発手法に情報科学で用いられるデータ解析手法を取り入れ温故知新により成果の出た講演者の成功事例を公開します。例えば科学で否定証明された問題を多変量解析で解いて実用化に結びつけた事例や、データ駆動で環境対応樹脂を開発した事例などデータサイエンスによる実験手法を具体的に説明します。
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混練は伸長流動と剪断流動で進行する。ウトラッキーにより1995年 に発表された伸長流動装置は,ナノ分散を実現したが,量産性に難があ った。その後コニカミノルタで開発された伸長流動装置(カオス混合装置) はその問題を解決するとともに,二軸混練機で宿命的な混練の不均一性を 解決できる装置で,樹脂の品質を向上するとともにフローリーハギンズ 理論で相溶が否定されたPPS・6ナイロンの系を相溶する能力を発揮した。3人の講師による伸長流動に関するセミナーが下記のように企画されております。受講希望者は弊社へご相談ください。
1.主催 技術情報協会
2.開催日時 2022年3月30日(水) 10:30~16:30
3.セミナー形式 WEBセミナー
4.表題 プラスチック,フィルム分野における「伸長流動」の考え方,その測定法と応用
5.講師(当方以外の2名)
(1)長岡技術科学大学 工学研究科 機械創造工学専攻 教授 工学博士 高橋 勉 氏
(2)(株)プライムポリマー 研究開発部 産包材研究所 樹脂開発チーム 上席主席 博士(工学) 大槻 安彦 氏
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各セミナー会社からご案内が出ておりますが、弊社へお問い合わせいただけますと特典がござます。弊社へ詳細をお問い合わせください。
1.高分子の環境問題の関するWEBセミナー
(1)タイトル:カーボンニュートラルに対応するためのプラスチックとゴムの環境問題とその解決策
(2)日時:3月25日10時30分ー16時30分
*R&D支援センター主催、講師1名のセミナーです。
2.高分子の混練に関するWEBセミナー
(1)タイトル:プラスチック、フィルム分野における「伸長流動」に対する考え方とその応用
(2)日時:3月30日10時30分ー16時30分
*技術情報協会主催、講師3名のセミナーです。
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下記セミナーが2月15日TH企画主催( https://www.thplan.com/ )により開催されます。弊社へお申し込みいただければ割引価格で参加可能です。
タイトル:プラスチックとゴムの環境問題とその解決策
1.世界が直面する危機と高分子材料
1.1.高分子材料の大半はゴミ
1.2.高分子材料の無い生活に戻れない
1.3.海洋プラごみが決定づけたゴミ問題
1.4.先進国が輸出していたゴミ
2.高分子材料の基礎知識
2.1.高分子材料とは
2.2.高分子材料の物性と評価技術
(1)評価技術概論
(2)事例:半導体ベルトのLCA
2.3.高分子材料のプロセシング
2.4.バイオプラスチック
(1)オイルリファイナリーからバイオリファイナリーへ
(2)ミドリムシプラスチック
(3)パルプ・樹脂複合材料
3.高分子材料と環境問題
3.1.環境問題と世界の動向
(1)環境問題の変遷
(2)自動車業界の事例
3.2.ごみ処理とサプライチェーン
3.3.クローズアップされた海洋プラごみ
3.4.環境対策の事例
4.脱高分子材料を考える
4.1.3Rから4Rへ
4.2.バイオプラスチックの誤解
4.3.事例による脱高分子材料考察
5.高分子材料技術のあるべき姿
5.1. 高分子材料技術再考
5.2. もう一つのR
6.まとめ
6.1.解決策案1
6.2.解決策案2
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