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2012.11/22 鳩山氏引退

昨日の朝、衆議院立候補断念と民主党残留が報じられた鳩山氏だが夕方になり政界引退とのニュースが流れた。鳩山氏は自分の立場を考えず気持ちを伝える正直な人なのでしょう。しかしお立場を考えられたら、最初から政界引退を表明したほうが良かったと思います。野田首相とどのようなお話をされたのか存じませんが、報道された順番から行くと鳩山氏は民主党に残りたかったが野田首相から引退を勧められたような形である。一部の報道によりますと功労者を追い出す形、と伝えられたが、65歳という年齢を考慮するとサラリーマンならば定年退職している年齢なので社長が社員に定年を伝達したようなものです。いまどきの会社で功労者だからといって大事にしてくれる会社は新入社員として初めて勤めた会社のように一部しかなく、多くの会社は功労者といえども退職すれば無関係な人扱いである。

 

鳩山氏の純真な気持ちや友愛精神、政治を科学するというスローガンあるいは現在の政治改革の流れを作った立役者の一人としては好きで個人的には好感を持っています。しかし政治家として理想家主義あるいは正直さを前面に出した時にどのようになるのかもう少し考えていただきたかった。野田首相の解散宣言を馬鹿正直解散と表現する人もいますが、政治手法からは正直な人に見えない。ただ、首相という役割を演じるという意味では、民主党の3人の首相の中でずば抜けた才能に見えてくる。しかし近いうちが3ケ月後であったりマニフェストに書かれていない消費税増税を行ったり、政治として正しくとも正直さでは鳩山氏に負けます。

 

鳩山氏と野田首相を比べてみますと、正直で政治を混乱させる人と、正直でなくとも政治改革を粛々と進める人とどちらが良いか、という比較のようにも見えてきます。自民党はお札を増刷して経済をインフレ側にする公約を発表しました。維新の党は経済政策が具体的に見えていません。来月の衆議院議員選挙は必ず投票に行きましょう。日本の将来を決める選挙です。

カテゴリー : 一般

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