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2014.08/02 技術者の企画提案力(7)

バブルがはじけ、失われた10年という言葉がもてはやされ、あっという間にさらに10年経った。今アベノミクスでようやくバブル崩壊からの脱却ができるかもしれない、と期待している経営者も多いだろう。

 

ただ戦後の復興を10数年で実現したことを考えると、バブル崩壊から20年近くかかった状態を反省しなければいけない。当時と世界情勢が異なっておりマクロ経済の動きが、と説明されても当方は経営者の責任を問いたい。

 

失われた10年と言われたときに、企業が必要なのは自社の強みを考えることであり、コア技術やコア事業をもう一度見直そう、と叫ばれた。しかし、復活はさらに10年かかっている。そして新聞には人員削減問題などが載った。

 

経営者が今考えなくてはいけないのは、企業で行うのは技術開発が重要という当たり前のことではないだろうか。企業で行われる基礎研究はすべて事業につながらなければいけない。研究のための研究を企業で行うべきではないと考えている。このように厳しく考えるとコーポレートの研究所で行われる研究テーマでゴールが不明確なテーマは0になるはずである。

 

ゴールを実現する機能を研究する場がコーポレートの研究所であり、そこにいるのは機能を追究する技術者である。このように考えると、コーポレートの研究所は企画マンの集会所というイメージを描けるのではないだろうか。コーポレートの研究所は、事業部門の開発部隊よりも、企画提案活動というものに力を入れなくてはいけない。

 

カテゴリー : 一般

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