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2014.10/16 諦めない技術開発(7)

 

一人で大きなテーマを抱えている、ということは大変なことだった。しかし夢があった。ゴム会社で半導体事業を立ち上げ事業を行う、という夢は、先行投資を決めた方々の共通したゴールだった。

 

社外にも同様の夢を共有化していた先生方がいた。その方々のことを考えると事業として立ち上げるまでギブアップするわけにいかなかった。運よくS社から半導体治工具のJVのお話をいただけたのは、旧無機材質研究所の先生のおかげだった。

 

ギブアップしなかったのでJVの話が来た、ともいってくださる方もいるが、研究シーズを無機材質研究所で育てたプロセスが重要だったと思っている。

 

リスクの高い研究シーズを公的研究機関で育てる産学連携研究は、いつの時代でも有意義な戦術である。事業化が長引き、社内の風向きが悪くなった時に社外の援軍として機能させることができる。

 

産学連携の有効性に疑問を持たれる方もいるかもしれない。しかし仮に社内で何とかできる研究テーマでも事業化期間が長期になりそうな場合に、シーズの段階から思い切って公的研究機関を巻き込み産学連携体制で研究開発を進めるのは賢明な方法だと思っている。

 

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