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2015.04/26 黒田投手と藤浪投手

広島ー阪神戦で一触即発の大乱闘になるところだったらしい。ゲームを見ていないので状況は不明だが、黒田投手の対応に賛否両論がある。11-3で広島が勝ったこのゲームで何があったのかは、新聞記事を読んでいただきたい。

 

大切な点は、ベテランがその現場で19歳の若者を叱っている点である。掛布氏は、これを大人げない、と表現し、他の評論家は指導と評価しているところだ。プロ野球のようなショーで大人げない怒りは、面白さでもある。但しそれも頻繁になれば面白くなくなるが、ニュースを読む限り、黒田投手の行動には冷静さが残っていたようなので、掛布氏の評論は、阪神びいきに思われる。

 

ところで、ベテランが現場で若者を真剣に指導していた時に危険作業に遭遇したらどうするか。やはり黒田投手のように真剣に叱るのが正しい、と思ってきたが、今はパワーハラスメントとして捉えられる時代である。

 

優しく穏やかに指導しなくてはいけない。しかし、危険という二文字を指導する時に、そのような指導でうまく伝わるのだろうか。30年以上前の新入社員時代に、ロール作業はじめいくつかの危険作業が業務で必要だった。いわゆる3K職場で働いていたのだが、厳しい諸先輩のおかげでけがひとつ無く実験ができた。

 

職場の安全は保たれるべきである。しかし、プロ野球に限らず人間の生活する空間には、暗黙の了解による安全対策をとらなければならない環境は多い。パワハラという言葉にひるむことなく、先輩が厳しく注意するのが正しいのではないか。黒田投手は、ピッチャーが、打者となったピッチャーに危険球を投げることが禁じられている暗黙のルールを指導したかった、と思われる。

カテゴリー : 一般

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