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2015.10/17 昨日のNHK「あさイチ」情報が熱い

昨日のNHK「あさイチ」でIoTを取りあげていた。そこで紹介されたのが、自動洗濯物たたみ機。さすが主婦にターゲットを絞った番組である。サラリーマンの定年退職で大きく変わったライフスタイルで一番のメリットは、朝9時まで「あさイチ」を見られるようになったこと。
 
主婦が何を考えているのか、この番組を見ているとよく分かる。現役世代の男性諸氏は、録画してでも見るだけの価値があり大変勉強になる。たまに夜の番組と見まがう時もありますが、ある意味NHKらしくない番組でおもしろい。
 
さて、主婦の労働を軽減する可能性が高いこの装置の能力は、未だ実用レベルではなくTシャツを折りたたむのに3分以上かかったり、どのような洗濯物でも折りたためるわけではない。しかし、それでは商品として成立しないのでは、と今の時代、考えてはいけないのである。IoT時代とは、このような中途半端な商品でも市場に出せてしまうすごい変化がおきる時代だ。
 
ここで、中途半端な商品では売れないのでは、という疑問を持つような従来のパラダイムでしか考えられない人は、もう少し産業革命が起こりつつある現代の技術を勉強した方が良い。アジャイル開発とIoTの組み合わせというスタイルが企業にとっても消費者にとっても過去のパラダイムでは想像できなかったメリットのある商品を生み出す。
 
昨日紹介された自動洗濯物たたみ機がそこまでのポテンシャルがあるかどうか、その装置を生み出したメーカーの技術力が分からないのでコメントが難しいのだが、小生は、メーカーとユーザーが市場で行う価値の共創の観点で、その装置のポテンシャルを感じた。
 
残念ながら「あさイチ」は技術番組ではなく、あくまで主婦向けの番組だったので、Tシャツを折りたたむシーンだけで終わってしまったのだが、もう少しその場にいた担当者の深い説明を聞きたかった。当方と同じようなアイデアを持っていたのかどうか、関心がある。
 
今IoTにより引き起こされる産業革命が騒がれているが、ユーザーメリットを生み出すイノベーションについて、従来のパラダイムと異なると一目で理解できる具体的な姿が見えてこない。それは、パラダイムの理解そのものが企業機密になるからだ。書籍に書かれたパラダイムに関する抽象的な説明を具体化できない企業は弊社にご相談ください。
   

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