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2016.02/19 ES細胞の盗難事件

JNNによると、小保方晴子氏の研究室から見つかったES細胞が別の研究室から盗まれたとする刑事告発を受け、兵庫県警が17日までに小保方氏から参考人として任意で事情を聴いていたとのこと。
 
本件は、彼女の著書「あの日」に、マウスへES細胞を混入させた事件について「私がES細胞を混入させたというストーリーに収束するように仕組まれているように感じた」と書かれている。
 
また、「実際に、これら一連の発表は、私の上司にあたる人たちによって、周到に準備され、張り巡らされた伏線によって仕掛けられた罠だったとも受け取れた」とまで表現されている。
 
この一連の内容が真実かどうかは法廷で争われることになったが、組織内の事件がこのように公にされ裁かれる状況を見るのは複雑な気持ちである。
 
ドラッカーの言葉によると、社会が経済を変える時代になったそうだが、もしこの言葉が正しいとすると、経済を安定に成長させるためには、まず社会を健全な状態にしなければいけない。小保方氏の事件がどのように裁かれるのか注視したい。
 
(注)ゴム会社のホームページを見ると、高純度SiCすなわちピュアβ開発の歴史には、住友金属工業とのJVを終了した後の歴史が書かれている。当方の無機材質研究所における発明(特許第1557100号、特許第15527295号)や、国から斡旋をうけて事業をスタートしていること、そして利益が上がり国に特許料を支払ってきたことなど産学連携の歴史が欠落している。学会賞の受賞の経緯も含め情報はやがて漏れるものである。世の中の面白さであり、オリンパスや東芝の例のように、やがて真実が明るみに出るものである。
 
 

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