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2016.11/10 実験のやり方(4)

11月15日に開催される問題解決法のセミナー( https://www.rdsc.co.jp/seminar/161116 )については弊社へお申し込み頂ければ割引価格で受講可能です。このセミナーの内容について少し紹介する。
 
仮説を確認するために実験を行うのは、科学の方法である。それに対して、機能を確認するための技術開発特有の実験もある。むしろ企業では後者が主体になるが、かつて研究所ブームの時には前者一色だった。前者の問題は、否定証明の存在である。否定証明が好きな優等生に開発を担当させるとモノができない。
 
技術開発では新しい機能を生み出すことが重要になるので、新しい機能を生み出す実験も必要になる。これは、イノベーションを生み出すための実験でもある。
 
実験のやり方には、この3つの方法があると思っている。この3つの方法は、問題解決の手段でもある。この3つの方法の中でも、イノベーションを生み出す実験は誰でもできるとは限らない、と言われている。しかし、コツさえつかめば誰でもできるのである。
 
例えば実験を失敗したときに目の前に現れた現象をどのように認識できるのかで、大きく分かれる。失敗した実験は、あくまでも失敗した実験だが、そこには新しい現象が現れているはずだ。その新しい現象を認識できるかどうかが失敗した実験からイノベーションのタネを見いだす眼力を左右する。
 
例えばゾルをミセルに用いたラテックス重合技術は、コアシェルラテックスの開発過程で失敗した実験からコンセプトが生まれている。
 
 

カテゴリー : 一般

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