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2017.10/03 アジャイル開発とリベラル

衆議院解散後希望の党が急激な勢いで党勢を伸ばしている。この希望の党の手法はアジャイル開発そのものだ。事前に都民ファーストとともに党名を商標登録していたところも技術開発手法として学ぶべき点である。さらに最近ではリベラル排除と党のコンセプトを明確にするためにとられている行動もアジャイル開発では重要な手法の一つである。

 

そもそもリベラルとはフランス革命のときに生まれた言葉と当方の知識にはあり、かつては自民党内の加藤の乱でも登場している(そもそも自民党という政党は現代の日本の政治に必要な思想の総合デパートのようなところがあるので、国民に支持されるわかりやすい対抗勢力を作ろうとするのは、至難の業である。希望の党はそこをうまくやろうとしているのでこれまでの頭の悪い政治家の新党結成とは少し異なる。かつて存在したみんなの党は、政治の流れに乗れなかったが、希望の党はアジャイルしているのでいまのところうまくゆきそうに見えるがーーー)。

 

政治思想の専門家ではないのでリベラルという言葉の示す意味を当方は正しく知らない。辞書で調べてみてもせいぜい新自由主義や中道左派という共通キーワードがその意味として見えてくるだけである。

 

今民進党から希望の党へ入党できなかった、あるいは見かけ上自分から今入党しないと宣言している入党を断られた方たちをリベラル派と称しているが、その人たちと、かつて自民党内リベラル派の言葉が登場したときの思想を比べると意味不明になる。

 

それでは今リベラル派と言われている人たちはどのような意味で、と問うても実は意味が無いのである。アジャイル開発では科学で不明確な技術あるいは解明されていない技術も取り込む必要がある。また無意識のうちに取り込むこともある。

 

このような場合には、その開発過程で技術のコンセプトを開発者が定義する必要が出てくる。そうしなければアジャイル開発は単なる突貫工事となるからである。いやしくも技術開発である限り、すなわち新機能を取り込んだ商品を造ろうとしている限り、その技術内容を明確にする必要があるが科学で証明されていない場合には、わけのわからない名前でもコンセプトにつけなければしょうがない。

 

また、科学で解明されていない技術でも取り込んで行うところがアジャイル開発の醍醐味でもあるので、とりあえずコンセプトを明確にするためにとってつけたような名前をつけることはアジャイル開発の一つの技法でもある。

 

写真会社を退職する前にカオス混合技術をアジャイル開発しているが、このカオス混合はまさしくこのような技法で生まれた名前である。似て非なる装置にEMF(伸長流動装置の英語訳の頭文字をとってつけた名前)があり、こちらはウトラッキーという学者が伸長流動を混練で活用するため20世紀末に科学的に考案した装置である。科学的に考案されたので、大量生産に使おうとするととんでもなく大きな設備となり、実用的ではない。

 

当方のカオス混合装置は、出来上がっていない技術を定年前に担当することになり、それが半年後に商品に採用されると決まっていたとんでもない状況だったので、開発計画には入っていなかったカオス混合装置をアジャイル開発するマネジメントの決断をした(組織内の調整と開発を単身赴任してすぐに同時スタートしている。そして年末には8000万円の決済でコンパウンド工場を立てている。8000万円でなぜできたかは、問い合わせていただきたい。)。

 

できてもいない技術を商品に採用しようと製品開発が進められていたこと自体カオスだが、一流メーカーのコンパウンドを使用しているから技術が必ずできる、と信じていたところは政治家に一票を投じる気持ちと同じである。製品開発に失敗する多くのケースに、皆が支持していた科学的な技術が完成しないという場合がある。

 

皆が支持するのは科学的な技術ゆえだが、それゆえできない場合があるのは非科学的要素が市場で重要なことが多いからである。市場に非科学的要素があるので、市場におけるアジャイル開発が重要になってくる。

 

話を戻すが、お互いを信じなければ皆で組み立て技術の開発などできず、投票も同様に信じていなければ名前を書くことができない。そして投票後に失敗だったとわかる人生の繰り返しである。政治の世界のアジャイル開発がうまくゆくかどうか知らないが、カオス混合技術は弊社の「研究開発必勝法」で無事成功している。

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