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2018.02/25 プログラミング(17)

C#の型には、値型と参照型がある、と前回説明した。ところで、そもそもC#における型とは何か。BASIC言語における型は、整数型とか小数型などの数値関するビット列の長さと簡単に考えるだけで深くそれ以上の概念を考える必要がなかった。

 

ところがコンピュータ言語における型とはそのようなものではなく、型とはメモリー上に並べられた一塊のデータ、ビット列、これをインスタンスとよぶが、その説明書に相当する。

 

すなわち、クラスをデータとして扱うように、構造体も、その他さまざまなプログラム要素で意味を持った一塊をC#はデータとして扱うので、それぞれの塊の意味が型である、ということもできる。

 

さらにこの解説の初期に、オブジェクト指向におけるプログラミングは、あたかも問題解決に用いる道具の様なものをオブジェクトとして用意してゆく手順だ、と説明しているが、そのオブジェクトすべてが型である。

 

例えば、C言語では、関数と呼ばれていたものがC#ではメソッドと呼ばれるが、これも型にもなる。すなわちプログラミング言語に最初から定義されていた型以外に、プログラマーが新たに型を定義できるところがC#の特徴である。

 

ちなみにC#にあらかじめ定義されているビルトイン値型には、真偽の2値をとるブール型(System.Boolean)、文字型(System.Char)、整数型(System.Byte, System.SByte, System.Int16, System.Uint16, System.Int32, System.Uint32, SystemInt64, System.Uint64)10進数型(System.Decimal)、浮動小数点型(System.Single)、倍精度(System.Double), 可変サイズの整数型(System.IntPtr, System.UIntPtr)がある。またビルトイン参照型には、オブジェクト型、文字列型、配列型、デリゲート型などがある。

カテゴリー : 一般

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