活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2018.08/31 体操協会の問題

昨日体操協会のパワハラ問題の記事を引用して取り上げたが、予想通りの大混乱になっている。いけないのは塚原氏が円満解決を考えた発言をしていないことである。「全部ウソ」と全否定の発言をしている。

 

本件、コーチのパワハラ問題が表に出てから奇妙な印象を受けていた。当初マスコミは、被害者がパワハラと感じていなくても暴力をふるっていたらパワハラで、自浄作用のような行動にみえた体操協会を英断としてたたえる記事もあった。

 

しかし組織の問題で人生が大きく変わった経験をもつ当方には、コーチの処分が厳しすぎるように思われた。また、調査も不十分であり、いかにもコーチの処分ありきに見え、単純なパワハラ問題ではない予感がした。

 

昨晩からマスコミは過去の女子体操選手の採点トラブル問題まで取り上げ始めた。しかし、コーチの処分の時に迅速に動いた体操協会は、今回のマスコミの動きに対して鈍い。これがますます疑惑を深めている。

 

騒動が今後どのような展開になるのか予測がつかないが、なぜ当事者は円満解決を目指さなかったのか疑問である。塚原氏はなぜ女子選手の発言を全否定するのだろうか。

 

実は腐った組織の場合には、円満解決を目指そうとしても誠実さが無い当事者のためそれがうまくできないものである。やがて大事件まで発展し、取り返しのつかない事態になって第三者や社会の努力により収束してゆく経過をたどる。

 

組織のリーダーは誠実な人物を選べ、とドラッカーは述べているが、**ハラスメントのような問題解決には誠実な対応が第一である。誠実なリーダーでなければ今回の様な問題を解決できない。

 

 

カテゴリー : 一般

pagetop