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2019.01/10 研究開発部門の企画(5)

研究開発部門の企画には、経営方針に基づく大きな企画と、その企画を推進してゆく過程で発生する予定外の問題を解決するための問題解決型企画が、必ず必要となる。

 

研究のための研究を進めてゆく限りにおいては、その必要は生じないが、事業化を考えたときには必ず問題解決型の企画が一つや二つは出てくると思う。換言すれば、それが出てこない場合には、当方の経験では事業について研究開発段階で十分に検討していないことになる。

 

酸化第二スズゾルの帯電防止技術では、知財部から指摘を受けて企画段階から問題解決型企画が飛び出した。ゆえに企画を練り直すことになったが、企画段階から常に「それがどのような事業になるのか」を問いながら進めることは、ドラッカーに言われなくても心掛けねばならない。

 

この心がけで立てた企画に対しては、スタート当初に十分な経営資源を確保してから進められるが、企画推進過程で突発的に発生した問題の解決のために、どうしても他の企画を推進しているメンバーを動員しなければいけない事態になる。

 

その時、「経営資源が乏しい大企画を推進しているメンバーを動員」することは避けるべきである。かならず過重労働を強いることになるからだ。

 

とりわけ、一人で事業化推進を行っているいる人は責任感が強いので、そのような人物を動員するからには、法令違反も含めそれなりの決意が必要となる。しかし研究部門では、このようなことを軽く考える人が多い。人材がいない場合には、頭脳だけを借りる、という方法もあるが、これも注意して行わなければ過重労働を生み出す。

 

このような場合に弊社を活用するのが、今の働き方が問題とされる時代に賢明な手段である。多数の会社に一度に来られると困るが、そのような場合には弊社から予定を提案させていただいている。弊社でどのように仕事を進めるかはこの活動報告に書いているような仕事ぶりである。今年の仕事始めは中国で現場仕事からスタートしている。

 

 

カテゴリー : 一般

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