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2019.08/06 高分子のプロセシング(28)

ところで、TGAはコンパウンドの組成を簡便に調べる方法として利用できる。例えば添加剤を計量できる場合がある。

 

 

また、DSCで観察される高分子のTgやTc,Tm以外の変曲点には、添加剤の情報が隠されている場合がある。

 

 

Tg以上の温度領域に観察されるTMA曲線には高次構造の情報が現れる。

 

 

使用方法に習熟してくると、この3種の計測結果から品質問題のヒントが得られる。

 

 

TGAとDSC、TMAについて実務で活用するときには、測定原理を参考に高分子の形式知を活用して測定された結果を十分考察したい。

 

 

熱分析装置として一般に分類されないが、高分子の状態についてその熱的変化を調べるのに便利な装置が粘弾性測定装置である。

 

カテゴリー : 高分子

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