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2020.03/27 新型コロナウィルスで学ぶ(3)

これだけニュースで報じられているにもかかわらず先日K-1が観客を集めて埼玉アリーナで開催された。東京開催は無観客試合をすると言っているが、現状の法制度ではどうしようもなかったのだろう。

 

この結果がどのように出るのか心配だが、誤解を恐れずに言えば社会実験のデータとして参考になる。

 

なぜなら、今学者も含めて形式知として厳密な禁止条項を責任をもって誰も言えない状態である。だからK-1開催を法的に取り締まることができない。

 

こうした無謀な出来事については、社会実験データとしてうまく活用することを考えた方が良い。感染者が10日後どれだけ出るのか心配するより、不謹慎であるが、**した方が良い。

 

愛知県の蒲郡では、PCR検査陽性の患者が「皆にうつしてやる」といってスナックに出かけ、その結果ホステス一人が感染した。

 

この時のスナック内の様子は監視カメラで撮影されており興味深いデータが得られた。まず、この時のお騒がせ患者はその後お亡くなりになった正真正銘のコロナウィルスの陽性患者だった。

 

しかし、彼から感染したのは、彼と濃厚接触したホステスではなく、彼が来店の折に一時着席していたソファーで、化粧をしていたホステスである。このホステスはヒアリングの結果、彼とは濃厚接触していなかったという。

 

この事件が示す結果についてウィルス学者は検証すべきではないか?現在ある感染学の形式知で説明できるのだろうか?濃厚接触していたホステスがその後感染していないというニュースには不思議に思うのと同時にウィルス感染という現象がどのようなものであるのかを教えてくれる。

 

患者はマスクをせずホステスの方に向いて話しており、エアロゾルの濃度は高かったはずだ。また、マスクも保護具も身に着けない無防備のホステスの手を患者は何度も握ったり、体を触っている。

 

これ以上書かないが、コロナウィルス陽性患者とホステスとの濃厚接触についてビデオに映し出された現象はあまりにも衝撃的だ。ホステスはすでに免疫を持っていたのだろうか?

 

一方患者との濃厚接触も無く、ウィルス濃度の高い空気を吸っていたわけではない、ただ患者がしばらく座っていたソファー(注)で、化粧をしていたホステスがコロナ陽性になった事実はさらに衝撃的である。

 

(注)映像では、コロナ陽性患者はソファーの上で寝そべり、ソファーの背もたれを手で触り、その後指名したホステスと店の奥へ入っていった。空いたソファーに別のホステスが座り、何も知らず、すぐに化粧道具を広げて化粧をしていた。そして1週間後にコロナ陽性となった。

カテゴリー : 一般

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