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2020.06/07 ポアソン比

ポアソン比とは、1800年代に活躍した、シメオン・ドニ・ポアソンという物理学者が見出した物性値である。

 

一般に材料は、引っ張ると荷重方向(歪a)と荷重に垂直方向(歪b)で変形が生じる。この時b/aをポアソン比と言い、0から0.5の範囲となる。

 

ポアソン比が0に近い物質とは、応力と垂直方向において伸び縮みしない物質で、例えばコルクのような多孔質の物質である。

 

一般の材料は、0.2から0.4の範囲に収まり、多くは0.3前後であるが、体積一定の変形が可能なゴムの場合には、0.4から0.5となる。

 

金曜日夜あるいは、土曜日朝放送された「チコちゃんに叱られる」では、アカデミアの先生がビーカーとメスシリンダーに水を入れて見せて、ゴムの体積一定の変化をうまく説明していた。

 

昨日朝も同じ番組を見ていて、アカデミアの先生が実験して見せてくれた部分に触れないのも失礼かと忖度し、本日取り上げてみた。

 

カテゴリー : 一般 高分子

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