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2020.06/10 小池都知事の学歴

昨日カイロ大学が小池都知事の卒業について声明を出し、1976年に卒業されたことが明確になった。

 

実はこれ以前にも小池氏は卒業証書を公開されているが、都知事選を控え、学歴詐称疑惑を書き立てるマスコミが現れた。

 

STAP細胞の騒動の時に博士の学位ですら、いい加減な審査が行われていたことが明らかになったのに、なぜこれほどまで学歴や肩書を騒ぐのか。もうそろそろ社会における実績で評価する時代になっても良いのではないか。

 

当方は中部大学で工学博士の学位を授与されたが、実は某国立T大で学位論文を英文でまとめている。しかし、その途中でFD事件をゴム会社が隠蔽化するという事態に写真会社へ転職した。

 

ところが、である。実はゴム会社から小生が学位取得にあたりT大には奨学寄付金が支払われていたので、T大の某先生から転職先の写真会社からも奨学寄付金を収めてください、と言われた。

 

学位も金次第という噂を聞いていたが、露骨に言われたので、学位審査を辞退する、と申し出て、T大の学位取得をあきらめた。論文のひな型のコピーを頂く程度の指導で、ひな型となった実用性のない論文よりも立派な事業になった内容を英文の論文としてまとめられただけでも、満足だった。さらにこの下書きさえも何らアドバイスをいただいていない。

 

奨学金50万円程度でもよいと言われたが、奨学金以外にも、実験に全く貢献していなかったO助教授が当方のデータを勝手に使い論文を投稿していた問題にも結論が出ていなかったので、学位そのものもあきらめた。

 

しかし、高純度SiCの研究については学会発表を行っており、無機高分子と有機高分子をリアクティブブレンドでポリマーアロイにしてセラミックス前駆体に用いるという手法は、当時斬新な研究で、それなりに当方は研究者として学会で知られていた。

 

そして、ある先生からT大の学位取得について聞かれたときに、一部始終をお話したら、O先生ならありうる話だが大問題となるので言わない方が良い、と口止めされた。30年ほど前の話である。

 

口止めをされた先生が、中部大学を改めてご紹介くださり、試験を受けたりせっかく英文でまとめた学位を日本語でまとめなおしたりと、散々な苦労の末に学位を取得した。

 

学位取得は大したことないですよ、と謙遜される人がいるが、当方はとてもそのような言い方はできない。もっともT大で取得していたら、今頃そのように言っていたかもしれないが、普通に学位審査を受けて取得するならば大変な苦労を伴う。

 

苦労が報われ感動したのは、審査料の8万円ぽっきりで学位取得ができたことだ。当方から主査の先生に、T大から請求された金額程度は準備していますが、とお尋ねしたら、学位はお金でとれるものではない、とたしなめられ、胸が熱くなった。

 

それだけではない。マントや帽子など貸与されて学位授与式が盛大に行われ、ささやかなお祝いまでして頂いた。もしT大で学位を取得していたらここまでの思い出深い学位授与式はしていただけなかっただろう。

 

写真会社で部下一人を博士に育てたが、仕事の都合もあって、学位授与式には参加しなかったという。大学から連絡がなかったうえに、部下もその日のことを報告してくれなかったので、かわいそうなことをした。

 

小池氏の卒業証書がなぜこれほど問題になるのかわからない。それよりも小保方氏の学位の行方や当方の学位取得の経緯の方が大問題である。当方の学位の経緯については30年前公開された論文にもその痕跡が残っている。

 

もう30年たったので当方の学位取得における問題を公開したが、小池氏の卒業問題は、当方の学位取得の経緯に比べれば、大した問題ではないと思うのだが。それに、小池氏の卒業は、もう40年以上前の話だ。

 

週刊誌を読むと4年間在籍していた事実を記者は認めており、卒業証書が怪しい、という内容である。4年間授業を受けられていた様子なども書かれており、それだけで当方などは十分だと思う。

 

 

 

 

 

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