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2020.07/08 ゴムあるいは樹脂の混練

混練技術の難しさは、ゴムの混練に携わっている人と樹脂の混練を二軸混練機で行っている人で,その視点が異なることからも理解できる。

 

高分子という同じカテゴリーの材料を混練していても、混練条件に対する考え方が異なっている、と表現した方が良いかもしれない。

 

最近でこそゴムの混練に二軸混練機が使われるようになってきたが、40年ほど前には、ゴムの混練はバンバリーとロール混練あるいはニーダーによる混練が常識だった。

 

樹脂は、コンパウンドが一般に知られるようになったときに二軸混練機で混練されていた。もっとも昔は、練る能力など殆どない二軸押出機が使われていた、といった方が良いかもしれない。すなわち、混ぜることだけを樹脂技術者は経験してきたのだ。

 

ゴム技術者は、とにかく練ることを考えてきたので、例えば混練温度に対する考え方が樹脂技術者と異なる。樹脂技術者は、混練温度と言えば樹脂の溶融温度しか考えないが、ゴム技術者は、幅広い温度領域で考えている。

 

それでも15年ほど前にある樹脂技術者から混練について素人は黙っとれ、と恫喝されたが、その方は最後まで顧客の満足できるコンパウンドを製造することができなかった。

 

ド素人が中古の二軸混練機を買い集めてコンパウンドを生産しなければいけない状態になった経験を思い出すたびに、混練技術では議論さえ難しい、と感じるようになった。

カテゴリー : 高分子

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