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2022.01/04 年末の紅白歌合戦

年末の紅白歌合戦が視聴率30%台だったようだ。連日低い視聴率に関する話題が絶えないので、この欄でも採りあげてみた。一視聴者としての見解を述べたい。


まず、当方はTV子として育ったが、高純度SiCの新事業開発を開始してからTVを真剣に見ることが無くなった。単純にTVを見ている時間が無くなったためであるが、TV視聴は無くなったが、見たい番組についてはビデオをとっていた。


NHKの報道特集番組など欠かさず録画していた番組の一つであり、当時まだ高価だったビデオテープがたまっていった。ビデオは大変便利で、1時間の番組でも30分以下で視聴できた。恋愛ドラマ番組ならば10分以下で済んだ。


インターネットが普及したころ、このビデオ視聴も無くなった。見落とした番組について、インターネットに情報が出ており、それで十分だったからだ。今回の紅白歌合戦も見ていなかったがどのような様子だったかは話題についていける程度の情報を持っている。


今欠かさず見ている番組は無いが、NHKの朝ドラやチコちゃんは、録画せずに見ている。前者は退職してから朝食の時間が朝8時となったためだからだが、後者は単純に面白いからである。


また、難しいことをどのように説明したらよいのか参考になる。このチコちゃんで最も興味を引いた点は、どのような難解な話でも5歳児が理解(?)できるような説明の努力をしているところだ。


すなわち、わかりやすい説明とは何かを学ぶことができる秀逸な番組である。しかし、この番組でさえビデオをとる習慣も無くなっていることに気がついた。単身赴任してからビデオをとる頻度が落ちていって、東京に戻ってからは一切ビデオをとらなくなった。また紅白歌合戦にいたっては特に見ようとはしなくなっていた。


当方について紅白を見なくなった理由は単純で、年末の忙しい時間にTVを見ている暇が無くなっただけである。会社を起業してからは、年末も正月も無くなった。


ただし、忙しいといっても若い時のような過重労働をしていない。毎日規則正しく21時に寝て朝4時頃起きて仕事を始めるという習慣である。この習慣ゆえに紅白歌合戦を見ることも無くなった。チコちゃんは寝る前見ていても肩がこらない気楽な番組である。良い子の寝る時間に合わせて20時45分に終了する。


今時、昔のように娯楽が少なくて必死でTVにかじりついている子供すらいなくなった。わが子を見ていてもビデオの扱いを覚えたら一週間の予約を入れて早送り視聴だった。


TVが最大の娯楽ではなくなったのだ。NHKの番組担当者はこのような時代変化を考えて番組配信をすべきだろう。松平健がスケートボードに乗って現れたら話題になるという視点は、今時古いというよりも間違いである。


安全安心な報道姿勢が求められている時代に危険行為を堂々と報道する姿勢はむしろ問題である。骨折が無かったから良かったが、ひとつ間違えれば死亡事故につながる年齢であることを忘れている。


あの場面でディレクターが飛び出して静止していたなら、その顛末を見るために皆がTVのチャンネルを紅白に合わせたかもしれない。高齢者をスケボーに乗せても話題にならないほどこの番組に関心が無くなっていることに気がつくべきである。


昔は真っ裸に見える衣装で踊ったことがその後も話題になったが、年寄りを危険な目に合わせても犬のスケボー姿より話題にならなくなっている時代だ。

カテゴリー : 一般

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