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2023.07/01 神様仏様はお札が好き

銀行で硬貨1000枚をお札に換えると1100円の手数料がかかるのだそうだ。それで1円のお賽銭を受け付けないと書いた立札のある神社が出現したそうだ。


確かに1円玉1000枚を1000円札に換えたなら100円の赤字になる。5円ならば22%減、10円ならば11%減これ以上算数の問題を続けないが、いっそのことお賽銭はお札に、と立札に書いたらどうだろうか。


地獄の沙汰も金次第、というセリフがある。昔日活のヤクザ映画でこのセリフを聞いたときに一瞬未来を暗く感じた。せめて死後の世界ぐらいお金から離れて暮らしたいと思っていた。


働く意味が貢献と自己実現と言っていたドラッカーは、働くときでさえお金から離れた価値観を持てと諭している。しかし、1円のお賽銭お断り、というのでは神様の世界でもお金次第と言っているようなものである。


どうせなら、お賽銭はお札だけ、お札以外はお気持ちだけ頂きます、と書いてくれると救われる。1年に1回1000円札を入れて、1年間お賽銭を入れない、というお願いの仕方もある。


毎日通えば1日あたり3円未満となる。良いご縁を願うために毎日通うならば1825円に近い2000円を支払えばよい。半年に一回1000円というお賽銭もありうる。


当方の両親は某永代供養のお寺で眠っているが、そこは1回行くと出口でお気持ちだけ頂戴します、と言われて1000円札以上を支払うことになる。硬貨は不要でお気持ちだけで結構です、と丁寧にお辞儀をされるのだが、今までその意味が不明だった。


一度一銭も支払わず帰ってみようかと出口まで来たが、深々と頭を下げられてはそのまま出口を出られなかった。逆に先に出た人が3000円支払ったので、当方も3000円支払うことになった。


金額など決まっていないのだが、東京まで車を運転するため、ここで1000円札1枚にするには多少の勇気が必要だった。これは何なのだろう。一度1000円札を束にして出してみようと思っている。続く人が何枚お札を出すのだろうか観察したい。

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