活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2024.01/17 ゴールへ到達するのに必要な時間

SiCの研究を4日間で完成させたという記述に質問があった。ここで「完成」という言葉は論文の完成ではない。まっ黄色の高純度SiCを製造できるプロセスと条件が一つ見つかったことを意味している。


STAP細胞よりも完成度は高く、繰り返し再現性も得られていた。4日間であるが、一番高いハードルは前駆体高分子を製造するプロセスである。これは異なる条件と同じ条件で4回実験を行い、どの合成条件であっても繰り返し再現性は100%だった。


そして異なる前駆体合成条件と同じ条件のサンプルを6件選び、一度に加熱処理している。すなわちシリカ還元法については確立した技術が特許で公開されていたので、それを用いている。


論文としてまとめていないが、実験ノートにはびっしりと実験結果と考察がまとめられていた。ハートのような落書きを書くスペースは無く、欄外には前駆体の反応機構の落書きが書かれていた。この点もSTAP細胞と異なる。


4日間でとりあえず再現可能なゴールに到達できたので、4日間で完成という表現を用いている。この4日間には、カーボンだけを用いたSiCホットプレス焼結にも成功している。


このSiCの研究以外に、この10年間に、電子天秤以外電子製品が何一つない研究環境で、特許取得できた新規コロイド技術をたった1日で開発できて皮革の難燃化技術を完成させている。


これは、人生で最も短期間に特許取得できる技術を完成できた技術開発事例である。生産レベルまで最も短期間に到達できた事例は、基盤技術0から3か月で立ち上げたカオス混合プラントである。


SiCの量産プロセスは1年かかったが、PPS/6ナイロン/カーボンの配合で半導体ベルトの面内抵抗を均一にできるコンパウンドの量産プロセスは3か月である。


弊社の研究開発必勝法はこれらの体験に基づく問題解決法を中心に構成している。問題解決法とQC、データサイエンスのスキルを身に着けることが可能だ。


来週Pythonで学ぶタグチメソッドのセミナーが開催されるが、タグチメソッドも、このスキルに含まれている。弊社へお申込みいただければ、混練に関する著書をサービスいたします。

詳しくはこちら

カテゴリー : 一般 学会講習会情報

pagetop